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mimi0730

  • @mimi0730
  • 2026年2月16日に登録
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mimi436701
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  • 2日前

    水遊び

    ⸻ 夏の終わり頃。 空はまだ明るいのに、風だけ少し涼しくなっていた。 その日、保育園では水遊びをしていた。 子どもたちは大はしゃぎで、水鉄砲や小さなバケツを持って走り回っている。 「海人ー!くらえ!」 「うお!?つめたっ!」 びしゃっと水をかけられて、海人が笑う。 すぐにやり返して、また先生に怒られる。 「走らないって言ってるでしょ!」 「はーい!」 全然止まらない。 ⸻ 一方、茉白は少し離れた場所で座っていた。 小さなジョウロで水を流しながら遊んでいる。 騒ぐのは嫌いじゃない。 でも、ずっと走り回るほどでもない。 そんな時。 「ましろ!」 急に名前を呼ばれる。 振り向いた瞬間—— ばしゃっ!! 「……っ!?」 顔の横に水が飛んできた。 海人だった。 本人も「あ」って顔をしている。 どうやら狙ったわけじゃなく、友達に向けた水が逸れたらしい。 でも茉白の髪や服には、しっかり水がかかっていた。 数秒の沈黙。 海人がちょっと焦った顔になる。 「……わり」 珍しく、ちゃんと謝る。 茉白は濡れた前髪を押さえながら、じっと海人を見る。 「さいあく」 「だから、ごめんって」 「冷たい」 「水だからな」 「そういうことじゃない」 海人は「えぇ……」って困った顔をする。 そのやり取りを見ていた周りの子たちが笑い始める。 「海人、怒られてるー!」 「うるせー!」 海人は少し恥ずかしそうにする。 ⸻ 茉白は立ち上がって、ぱっぱっと服の水を払う。 その時。 海人が急にタオルを差し出した。 「これ使えよ」 「……海人のじゃん」 「いーから」 茉白は少し迷う。 でも、髪から水が垂れてきていた。 「……ありがと」 小さな声。 海人は「おう」とだけ返す。 それだけ。 なのに—— なんだか少しだけ、空気が変わった気がした。 ⸻ その後。 また友達に呼ばれて、海人は走っていく。 でも今日は、一回だけ振り返る。 茉白は借りたタオルで髪を拭いていた。 綺麗な髪が、夏の光できらきらして見える。 海人は少しだけ目を細める。 (……ほんと、髪すげーな) ぼんやり、そんなことを思う。 ⸻ そして茉白も。 タオルを握りながら、走っていく海人を見る。 うるさくて。 子どもっぽくて。 落ち着きなくて。 でも—— 前より、嫌じゃない。 ⸻ 少しずつ。 二人の距離は、“ただ同じ教室にいるだけ”から変わり始めていた。
  • 2日前

    『君を忘れて、もう一度恋をした。』更新についてのお知らせ📖

    いつも作品を気にかけてくださっている皆さま、ありがとうございます。 これからも『君を忘れて、もう一度恋をした。』を大切に育てていきたいと思っています。 今後は更新ペースを整えながら、少しずつ物語をお届けしていく予定です。 初めて読んでくださる方にも、以前から読んでくださっている方にも楽しんでいただけるよう、これからも頑張ります。 よろしければ、引き続き見守っていただけるとうれしいです。 今後ともよろしくお願いいたします。
  • 2日前

    君恋PV400突破

    君恋のPV、閲覧数、400突破 しました! ありがとうございます🙇
  • 9月16日

    出会い

    春。少し冷たい風の中に、やわらかい陽の光が混ざる朝。 保育園の門の前で、小さな手がぎゅっと握られていた。 「大丈夫よ、すぐ慣れるからね」 母親の声に、こくんと頷く女の子。 ——椎名茉白。 まだ“その名前のまま”呼ばれていた頃。 短いショートの髪が、風に揺れる。 少しだけ緊張していたけれど、その瞳はやわらかくて、どこか安心する色をしていた。 先生に手を引かれて、教室へ入る。 中ではもう、何人かの子どもたちが遊んでいた。 「ねぇ、新しい子だ!」 「ほんとだ!」 一瞬で囲まれる、小さな輪。 「名前なんていうの?」 「……しいなましろ」 少しだけ間を置いて、でもちゃんと答える。 するとすぐに—— 「ましろちゃん、遊ぼう!」 ぱっと差し出される手。 「うん、いいよ!」 その笑顔は、初めての場所とは思えないくらい自然だった。 そのまま、女の子たちの輪の中に溶け込んでいく。 積み木を積んで、崩して、笑って。 まだ何も知らない、ただ楽しいだけの時間。 ⸻ その少し離れた場所で。 「おい、それ俺の!」 「ちがうよー!」 走り回っている男の子たちの中心にいたのが——春木海人だった。 元気で、声が大きくて、じっとしていられない。 笑うと、周りもつられて笑うような、そんな少年。 先生に「走らない!」と注意されても、すぐまた走る。 そんな、今と変わらない性格。 ふと、水を飲みに行こうとして立ち止まる。 その視線の先には—— 楽しそうに笑う、見知らぬ女の子。 (新しいやつだ) それだけ思って、すぐに興味は別の方へ移る。 「おい!続きやるぞ!」 また走り出す海人。 ⸻ まだ、交わらない二人の時間。 同じ場所にいるのに、まだ遠い。 でも、この日、同じ空間にいたという事実だけが、 これから先を、ほんの少しだけ繋いでいた。
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  • 9月16日

    君を忘れて、もう一度恋をした。略称君恋

    君を忘れて、もう一度恋をした。を執筆している mimiです。 略称は君恋です。 海人と茉白の物語を最後まで描いていこうと 思っています。 最後までお付き合いいただけたら、幸いです。 よろしくお願いします!
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