『拝啓、あしながおじさん。』
純也さんが千藤家に到着し、多恵さんは彼のことを「坊っちゃん、坊っちゃん」と猫かわいがり。
でも純也さんは満更でもなさそう。
多恵さん夫婦には子供がいないので、多恵さんにとって純也さんは息子も同然なんだとか。
さらに、彼は母親からの愛情をほとんど受けずに育ったと愛美ちゃんに打ち明ける。
両親はいないけれど、周りの人たちからの愛情をめいっぱい受けて育ってきた愛美ちゃんは、純也さんの母親に怒りをあらわにする。けれど純也さんは、「母はそういう人だから恨んではいない」と大人の対応。
そして、翌日渓流釣りに行こうと愛美ちゃんを誘う。
この先、二人の恋は大きく動き出す――。
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