何個か小説を読んでくれた友人が、モキュメンタリー作品が好きだと言う。
モキュメンタリー書いてみてよ、なんて簡単に言ってくるのだ。
モキュメンタリー=ホラーが定石で、カクヨムでもかなりたくさんのホラー小説がその形をとっていると思う。
ホラー小説と相性がいいのは確かなんだろう。
噂話や伝承や、記録。
それらから怪異を辿ったり巻き込まれたり。
やりやすいんだろうな、かなり。
ホラーじゃないモキュメンタリーをモキュメンタリー作品に触れたこともないわたしが完成させるなんて、なかなかハードなことだと思うのだけど、何故かその友人に宣戦布告されたような気持ちになったのは、感情がブレているからなのか。
一個の構成案が浮かんだわたしは、モキュメンタリーを読み漁りながら走り出した。
ゴールとしてまず作品を完成させることが出来るのか、勝負として友人を唸らせることが出来るのか、なんだかワクワクする雨の夜。
いいだろう、やってやろうじゃないの。
ホラーな展開にはしません。それは決まり。
調理方法も、何味が合うのかもわからないけど、出来たものは不味くても完食しよう。