松山みきら

あの男は、いつかの私と同じ目をしていたから 気弱だが真面目で優しい男子 気が強くて悪い噂が絶えない女子 壊された二人は未熟な愛情で肌を重ね 壊れた青春が導く向こう側へと落ちてい…

この作品はフィクションです。 実在の人物･団体･事件とは一切関係がありません。 が、夢に見たというのは本当です。

田舎の片隅にある新築のログハウス。 湿った書斎には古い歌が流れ、西陽が差す。 歪んだ女と壊れた男が救いを求めて奪い、与え、 やがて、醜い偽善の外側に辿り着く。 人を好きになると…

目が合った。きっかけはそれだけだった。 一目惚れした彼女と席が隣同士になって、喜んでいたのも束の間。 満月響志郎はある事故を通して、彼女の正体を知ることになる。