少し思い立って、48-2(=190)話まで本編が進んだ今、備忘も兼ねていちど纏めてみようかなと。
「本編で描かれる様子から少しずつ想像してみたい!」というかたは、完結を今しばらくお待ち下さい。(構想からでは、折返しは過ぎたはず……です。でも、本編でも設定全部は出てこないかも。)
ちなみに、本編の主人公レンガが学ぶ「学院」では、中等部に当たる「予科」あたりで学ぶ内容をイメージしています。科目は「地理」や「聖王国史」あたりになるんでしょうか。
以下、いまのところ考えている(、かつざっくり思い返した)設定です。
世界には大きな海といくつかの大陸があり、そのうちの1つにある大国が「聖王国」。
その大陸には伍する国がいくつか、世界であわせると両手に足りないくらい同規模の国、通称「列強」がある予定。
聖王国は全世界でもっとも歴史が古く、そのため文献や史料が豊富で学問も盛ん、積み重ねられた研究により魔術や魔道具では特に有名。
同等の大国としては、
別大陸の最大国家で工業技術に長けた「諸ギルド連合国」、
諸島国家で航海や飛行などの移動術に長けた大商業国家「クロスロード海洋国」、
聖王国と同大陸にあり近年になって経済力や武力を高めて列強入りを噂される「レクト魔導王国」、など。
聖王国の都は、現在「聖都」。
大昔、聖王国の都は「聖都」だったが、後にいわゆる「王都」に遷都。
しかし、「災厄」と呼ばれる異変がおきて王都は謎の不思議な壁に覆われてしまい、それから現在に至るまで立ち入り不可。
「災厄」後に再び「聖都」を都として国を再建し、今に至る。
現在の聖王国の体制は、国の大部分を「10公家」と呼ばれる10の公爵家が治め、「聖都」周辺を王家が直轄している。事実上1つの王国と10の公国の連邦国家。なお、10公家以外にも公爵家はあと少し存在するが、その公爵領はすごく控えめ。
聖王国に起きた「災厄」のせいで内戦になるかと思われたが、「災厄」対策と内外の各勢力の調整をするため「執政官」という役職が設けられて、その頑張リの結果として今の体制が築かれた。
10公家ができたのも今の王家の直轄領が小さいのも、「執政官」が内戦を避け「災厄」に対応する助力を得るために、旧王領を10の公爵家に割譲したせい。
今も軍や財政や諜報組織や外交部門や魔法を含む学術機関などが基本的に「執政官」の管轄になっているのは、「災厄」時に聖王国がまとまって「災厄」や諸外国にあたるため。
当時王都にいた王家や王族が「災厄」で全員生死不明になったため、初代の執政官が国内から遠縁の王族を発見してきて王位を継がせている。
そして、「災厄」をのりきるため「執政官」が主導して、諸制度の再整備をし、他国の援助や内外の新技術を用いた公共事業を大量に行った。
(死に体の王家から領土を10の公爵家に配ることで、王家を維持し国を纏め上記各権能を「執政官」の手元に集めて、それを使って他国と交渉、ある程度の権益を提供するのと引き換えに援助を得、「災厄」の難局をとりあえず乗り切ったついでに大改革。みたいなかんじです。)
とりあえず、今思いついたのはこんなところでしょうか。また思いついたら、「その2」とかがあるかもです。
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「主観的には普通な少女の、彼女にとっては日常的な日々の話 」
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