これ、実体験で、この主人公が今の嫁です。
というのは嘘なんですが、所々で実体験が元になっています。
中学校の時に9回も告白されていないけど、2回されてどちらも断ってしまったし、マンガを何度も読ませてもらっていました。
誕生日にもらったのはハンドタオルじゃなくてスポーツタオルだけど未だに使っています。
実際の嫁にその話もしているので、きっといい気持ちはしていないと思います。
なのでこの話は、鈴さんのモデルになった人が未だに自分のことを好きなんじゃないか、という気持ち悪いことを思いついたが故に書かれてしまったわけです。
本人が今、どんな生活をしているのかはわかりません。中学校を卒業してからは交流もないし、作中のように再会することもありません。
でもあの時、もし告白を受け入れていたらどうなっていたんだろう、と考えることはあります。
後悔とかそういうわけではないけど、ifの世界として。
なぜなら鈴さんに初めて告白される前の一時期、鈴さんことが好きだったから。機会があれば自分から告白しようと思うくらいに。
だから鈴さんの告白はタイミング次第では確実に受け入れられていたわけです。恋愛って難しいね。
このお話、第1話を1P漫画として思いついたのが始まりです。
漫画なんて描けないくせにどうして漫画形式で思いついてしまったのか。
だから漫画は描けないけど文字にしておこうと思って書きました。
だから第2話以降は極論、蛇足なわけです。
5話のオチはまぁこんな感じかな、とそれなりに納得いってはいるものの、2~4話はほんとに必要だったのか、もっとうまく展開させられたのでは……と悔やむ部分です。
文体だって1話のまま継続出来ず、話が進むにつれていつもの文体になっちゃっているので。
そういうわけで、元々の力量不足に加えて久々に書いたという状況を考えると、こうなるのも已む無し、というが正直な感想です。
それでも今は、納得がいかなくても途中で投げ出さずに書き上げようという目標は達成できたので鈴さんのように次へ進みたいと思います。