「乙女ゲームのラスボス魔王だけど、平和的解決を目指します!」
https://kakuyomu.jp/works/16816452220697807843 本当は5章と6章で1本ずつ公開するつもりで書いていましたが、6章と7章の間には何も挟まないほうがいいかなと思ったので5章に寄せときます。
2本目の番外編は1万2千字あるらしいので分けるか迷いましたが、番外編を分けるのもなんだかな、と思って1話に投げ込みました。分けてくれよと思われた方がいらっしゃったらすみません。
以下、番外編の裏話なので多大なネタバレを含むかもしれません。
「ディアドラ一歳、熱を出す」
女性は妊娠中から赤ちゃんと一緒だから妊娠中から母親の自覚が芽生えるけど、男性の多くは赤ちゃんが生まれてから、世話をする中で徐々に父親になっていくのだ、という話を聞いたことがあります。
そんな話を思い出しながら書きました。
ゲームのディアちゃんって赤ちゃんの頃から育てるの難しそうだな(笑)とも思っていました。よく泣きわめき、オムツ替えは逃げ、風呂では暴れ、離乳食は嫌がる、みたいな……。グリード様、大変そう。
でもまあ赤子にとっての世界は自宅と親と世話してくれる人たちだけがすべてなので、ディアちゃんとはいえ、初めての熱で困ったときに頼る先はグリード様なのかなあと思いました。まだ一歳だからね!
「君のためだけに覚えた魔法」
主人公が目覚めるまで、ディアちゃんとザムドは毎日のように森で遊んでいたと1章に書いてあった(私は読み返すまで忘れていましたが)ので、あのディアちゃんがザムドとは友達やってたはずだよなー。と妄想したらこうなりました。ディアちゃんの笑顔が2種類あるということはたぶんザムドしか知らない。
経験値の設定は、2章でルシアのレベルが上がったときから考えてはあったんですが、ルシアも主人公も知らなさそうだったので出す機会はありませんでした。我ながら謎システムだけど、まあ人気の出なかった残念ゲームの世界だからいっか、ということにしています。
では明日から6章ですー。