ラノベ作家の「うなぎ」と申します。 ええ、あのにょろにょろしたのと同じ読み方です。 細々と、ゆでる前の素麵より細く、もろい精神で小説を書いております。 なじられれば折れ、皮肉には砕けて応じる覚悟があります('ω';) 若いころにTRPG、MTG、MMORPGにどっぷりはまってしまった人生落伍者直下コースから何とかはい出そうとする俗人でございます。 まだまだではございますが、プロ作家の末席に名を連ねております。 どうぞ、お見知りおきを。 【既刊】 アルファポリス『落ちこぼれ☆1魔法使いは、今日も無意識にチートを使う』1~10 TOブックス『レムシータ・ブレイブス・オンライン』1~2 HJノベルス『追放戦士のバール無双〝SIMPLE殴打2000〟 ~狂化スキルで成り上がるバールのバールによるバールのための英雄譚~』1~2 『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す』1~3 『現代転生した元魔王は穏やかな陰キャライフを送りたい!』1 よろしくお願いいたします('ω')ノ
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
初めまして、夏乃実(旧)濃縮還元ぶどうちゃんです。 2018年から投稿を開始しましてラブコメを主に投稿しています。 キャッチフレーズの色につきましては長編がピンク、短編が桜色になってます。