祭ことこ

まるで魔法のようなマジックを披露する「奇術師」と、彼のつくった自動人形である「人形」がいろいろな街を旅していくおとぎ話めいた短編連作。

父親が死んだので、ぼくらはゼリーを片付けなければならない。

あなたは冬温室と呼ばれる場所にたどり着いた。そこには〈冬温室の主〉が眠っているのだという。

ちいさな龍がネイルサロンにやってきて鱗をポリッシュで塗ってもらうはなしです。

無限の僕らが、無限の壁を超えて、ベアトリーチェに出会うまでのおはなし。

日曜日、「わたし」は強大な力を得て、すべてを破壊する権利を持つ。 日常と非日常の間をふらふらしながら自我を得ていくおはなし。

すべての少女は本を持ち、すべての少女は学舎に所属する。 その中にひとり、本を持たないものがいる。 彼女のことを『彼女』と称する。 自らの持つ本を冠した少女たちによる、世界の終わり…

大好きなユキちゃんが死んだ。わたしはとむらわなくてはならない。少し不思議な世界における、哀悼と送別のものがたり。