神様と仏様、次の舞台は上海です。
浅草の小さな食堂から始まった物語は、京都編で一つの区切りを迎えました。
道を間違えたいと願う人間。
人を守ることに迷う神様。
そして、この世とあの世を行き来する、少し変わった役人。
京都では、神様も仏様も、案外知らないことがあるようでした。
さて、次の舞台は中国・上海です。
高層ビルが立ち並ぶ大都会。
その一方で、古い路地や寺院には、何百年も、何千年も前から続く信仰が息づいています。
日本とは違う神様たち。
違う歴史、違う考え方、違う常識。
そして上海には、中国の神々だけがいるとは限りません。
世界中から人間が集まる街なら、神様だって集まってくるのかもしれません。
日本の神様と中国の神様。
さらに、まったく異なる文化からやって来た神々が出会ったら、何を話すのでしょう。
神様同士でも、意見が合わないことはあるはずです。
そもそも、神様に国境はあるのでしょうか。
恵比寿さんと文殊さんに聞いてみたいところですが、きっと二人とも、まともには答えてくれない気がします。
もちろん、今回も主役は人間です。
仕事、お金、家族、故郷、そして人生。
国が違っても、人間の悩みはそれほど変わらないのかもしれません。
神様も仏様も、相変わらず人間の暮らしを眺めながら、あれこれ話をしていきます。
少し笑えて、ときどき考えさせられる。
そんな物語を、これからも書いていきたいと思っています。
初めての方は、ぜひ浅草の第1話から。
すでに読んでくださっている皆さん、いつもありがとうございます。
次回から、上海編。
神様と仏様の、少し変わった旅がまた始まります。
『神と仏のアフタートーク』
masuichi