おはよう! 朝4時に何してるんだい?(もうすぐ5時)
……タイトルの通りです。
ここまで書き続けられたのは読者の皆様のおかげです!
このノートを書いている時点で、PV8000に届こうとしています。本当にありがとうございます。
今年中にPV1万いけたらいいなあ。
あと、今年中じゃなくてもいいから★100もいけたらいいな~!!!!
さて、ふたつ(みっつか?)の出会いを経た第3章では、「ダンジョンの中で魔術を使う」という目標にいきなり大きな進展がありました。
ヒエログリフの解読はロゼッタストーンの発見で大幅に飛躍しました。そういうアレです。
人間にはダンジョンの術式がまず知覚できておらず、ロゼッタストーン以前の問題だったわけですが……
術式回路ですが、ふーんわりとイメージしているのは有機化合物構造です。安定性だとか結合部位だとか、そういう語彙はそこから来ています。
実際に魔術師が・そしてダンジョンのシステムが構築する術式は複雑な立体構造をしていますが、書式を定めれば有機化合物と同じく紙面に表現することも可能です。千世が習ってノートにまとめたのがそれ。
ぶっちゃけそこまで覚えていないといけない設定ではないので、「ふーんなるほどね」で流しても物語は追えますのでご安心を笑
無事自分もスキルを覚えられることがわかった千世は、これからどんどんダンジョン術式のサンプルを増やしていくフェーズに入ります。
術式の各部位の意味を類推し、法則性を見出すのは一夜の仕事です。
こなれていけば、一瞬発動するだけの一夜のスキルも読み取ることができるようになるでしょう。
支援魔道士という探索者タイプについて。
呼び方は作品によって色々ありますが、要はバッファーです。
追放モノで軽視されて追放されがちという謎の偏見があります笑
与田くんたちのパーティの最初の空気でその辺を醸し出しています。彼らは和解しましたけどね。
作中で語った通り、支援魔道士は深層に至るまでに多くが停滞、あるいはリタイアします。
自衛手段がないのはもちろん、「最初に仕事したらあとは守られてるだけ」という役どころは、どうしようもなく事実であり。
その状態で経験値や分け前を体張ってる戦闘要員と同じだけ持っていっていたら、まあ高確率で不和は起こりますね。当然。
長く戦ううちにバフがあって当たり前という感覚になってしまったら、なおさら。
そんな境遇の中で、与田恵夢という支援魔道士は、戦いにおいて司令塔という役割を確立しています。
本来リーダーである岩本も、与田の指示に従うことに関しては暴言に含めていませんでしたね。そこに不満はなかったんです。
戦況全体を観察し、どんな順番で誰に何のバフを配るかを判断する。そうやって自分の支援で仲間たちが素晴らしい成果を出す光景を見届ける。
そういうところに、与田は支援魔道士としてのやり甲斐と誇りを感じています。
……一方、問題の遥香ですけれども。
彼女はバフの順番が固定化されています。「誰に」を気にする必要も(どういうわけか)ありません。
司令塔の役目は正光、あるいは沙苗の仕事です。
感じるのは誇りではなく負い目。与田のようなやり甲斐は、遥香にはありません。
極めつけは、最後の幕間で彼女がひらめいた「オール・ブースト」。
遥香が恐れていた「このスペルをかけておけば、戦いの場にいなくても経験値を得られる」は、残念ながら事実です。バフという形で戦闘に貢献している以上、同じダンジョンの中にさえいれば、経験値は平等に入ります。
楽しやがって……で疎まれがちな支援魔道士は、皮肉にも「楽して経験値稼ぎ」に特化する存在に成長するわけです。
今までにこれを覚えた支援魔道士が個人で隠していたのか、パーティぐるみで隠していたのか、そもそも覚えた魔道士が存在するのかは定かではありませんが……まあ隠しますよね。
フロアボスに挑むパーティにバフかけるだけの係にされちゃいますし。「オール・ブースト使える奴に依頼すればいいじゃん」で他の支援魔道士の立場まで悪くしかねないですし。
作品によっては、「戦闘要員に戦わせて自分はだらだらしてるだけで経験値入ってきて最高だぜ!」になるかもしれません。
でも、遥香はそれを望みませんでした。
ダンジョンのシステムやルールに振り回されているというか、縛られているというか、そんな人たちの姿が伝わっていれば幸いです。
余談ですが……
掲示板回のダンジョンフォーラムではユーザーの探索者タイプが共に表示されます。これはクラスと合わせて詐称を防止するための公式側の措置です。
ですが、「支援魔道士と攻撃魔道士でこれだけ違うのに『魔道士』でひとまとめなの?」と思われた方もいるかもしれません。軽戦士と重戦士と斥候は別々なのに……と。
これは、希少な光or闇の特化型である「回復魔道士」「妨害魔道士」が珍しい存在であり、せっかくハンドルネームを使ってもそこを明かされたら身バレに繋がるので、魔道士は区別できないようにしてほしい……というユーザーの要望を受けた結果になります。
魔道戦士も珍しいですが、光闇の魔道士はそれ以上にレアなんです。
同じ協会公式サイトでも、パーティ求人なんかはきちんと細かい条件を提示するようになってます。一緒に探索するのに身バレも何もありませんからね。
さて、前回のノートで第3章は春のお話だとちらっと語りましたが、第4章は夏のお話です。時間が飛びます。
第3章の内容を踏まえて、さらに第1章完結時のノートを見ていただくと、ぴんとくるかもしれません。
肝心の第4章の予定ですが……
実は1週間前から風邪が長引いておりまして、なんとまるで声が出ない事態にまでなってます。発熱がないのが救いです。
咳が止まらない……鼻かむティッシュの消費量がヤバい……
そんなわけで全然執筆が進んでません……!!
ほんのちょっとだけ、お休みをいただいてから第4章に進むことになるかと思います。
皆様もどうぞご自愛くださいね!!