和泉将樹＠猫部

あー、確かに書き方は色々ありますよね～。

私が衝撃を受けたのは、やはりプロ作家の「陰の実力者になりたくて」Web版ですね。
あれだけ簡素かつスペースを使ってWeb小説の5分読みに適したものは初めての経験でした。
それまでラノベ系だともっとぎっちり描写とかつまってて、読むとイメージ湧きましたが、あの短い文章で同等のイメージを連想できるとは！
以降私も同じように真似てます（笑）。

なんか企画やるんですか（わくわく）？

> さいとう　みさき 様
ほえー。『陰の～』ってそういうのなんですか。今度見てみよう。
私も文章はやたら多い方ですからね……。

企画はこれを見て誰かがやってくれないかなぁ、と……（ぉ

そうだ！

生贄……

そう言えば未完の小説がエタったまま数年放置してあるのがありました。
冒頭のプロローグですが、私の場合以下のように書いた事がありますね～。

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　「ん”んーっ!!　んん”ーっ!!!!」

　猿ぐつわをされ両手両足を拘束された裸の少女が横たわっている。
　彼女の顔は絶望と恐怖でぐちゃぐちゃに歪んでいた。


　「本当にこんなのが美味いのか？」


　まだ若い女性の声。
　
　暗闇から少女を見つめる二つの瞳は赤く怪しく揺らめいている。
　その疑問に力あるその存在は大きな咢を開き嬉しそうに答える。

　『ああ、これほど若くて美しい生娘は珍しい。肉は柔らかく汚れを知らぬその体は最高の味がするのさ。さあ、はやく俺に食わせてくれ！」

　「ふむ、お前が美味いというのなら事実なのだろう、だがこの娘の肝だけはもらうぞ。お前の話なら肝はどの動物でも最高に美味いのだろう？」

　『ああ、かまわんさ。さあ早く！』

　興奮でもしているのか、力ある存在は背中の翼をはためかせ、長い尻尾を地面にたたきつけた。


　「ん”んぶぅーっ!!　んん”ーっ!!!!」


　縛られた少女は泣きながら何か言っているようだが暗闇から現れた魔導士の姿をした小柄な少女は何の感情も示さず力ある言葉を口にする。


　とたんに拘束されていた少女ははじける！


　ぶしゅっ！
　ぐしゃぁーっ！！


　ぴとっ。

　飛び散った血の一滴が魔術師の少女の顔につく。

　目鼻の均整がとれた陶器のような美しい顔に怪しく揺らめく赤い瞳、銀色の髪の毛は薄暗い部屋でもうっすらと輝いている。


　魔導士の少女は肉塊となったモノに無造作に手を突っ込みその肝を引き抜く。


　「これがそうか？　これで本当に美味いものが作れるのだな？　赤き竜よ？」

　『ああ、俺の知る限り一番うまい所だ。すぐにダメになるから早く食った方が良い。生で食えば最高だぞ！　それと、もういいだろう？　残りは俺に食わせろ！　この世で一番うまいものを教えてやったんだからな!!』

　魔術師の少女は好きにしろとだけ言ってこの場を離れる。

　獣が肉をむしばむ音だけが響く地下を魔術師の少女は後にして手の中にあるまだ生暖かい肉の塊を見る。


　「こんなものよりホットケーキのほうがずっとうまいと思うのだがな。しかし私は美味いものを献上しなければならない、あのお方の為にも」


　そう言って魔導士の少女は空いた手で頬についた血をぬぐい取るのだった。
　　
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と、過去にはこんなのを書いてました。
これも完結させないとなぁ……　

> さいとう　みさき 様
容赦なく女の子が殺されてる（ｗ
文字通りの生贄？
……文章自体も生贄扱いで、ちょっと同じ内容を書いてみたり。
https://kakuyomu.jp/shared_drafts/E28ooOpRye6O1CnGaOVMatgbtAlIOWUx
私が書くとホントに情景描写が長くなるんですよね……こんな感じに。
まあこれがいいという人もいるから、私は開き直ってますが。
実際、文字数はほぼ倍近くになってます(汗)

> 天音 朝陽 様
おお～。
なんか立ち上げられてる。
言い出しっぺなので、短編集の一部で参加させていただきます(笑)

＞天音 朝陽（あまねあさひ)　様

これ、過去のエタってる作品のプロローグなんですけどね。
和泉将樹＠猫部様が生贄ネタで問う事で、思い出したので～。
企画ちょっと考えてみますね～。

＞和泉将樹＠猫部　様

おおぉ～。
やはり他の人が書くと途端に雰囲気が変わる。
確かに文章量が増えたので、ラノベみたいに背景がもっとはっきりと、描写がはっきりとなりますね。

私、書き方が例の「陰の実力者になりたくて」に感化されて以降、「読者様の想像にお任せ」スタイルが多くなってますね～。
和泉将樹＠猫部様が書かれた描写は正しく和泉将樹＠猫部様が感じられ、そしてその映像が目の前で見えてきている。
だからそれを和泉将樹＠猫部様ふうに文章にするとああなると。
私よりずっと見えている物が鮮明だと言う事ですよね？

うん、面白い。
この企画、面白いかもしれませんね！

> さいとう　みさき 様
私のはそれこそ20年くらい前の二次創作の頃から『見てきたような情景描写』といわれたこともあるので、どうしてもこんな感じになります。
まあ昨今のラノベのお手軽さはあまりないのでしょうが。

企画に関しては天音 朝陽様がご自身ので立ち上げてらっしゃるので、さいとう 様もよろしければぜひ（ｗ
あの企画はアプローチはもっと遥かに自由だから、もっといろいろ来ないかなぁ、とか思ってます（ｗ