読み合いについて。
自主企画では読み合いが多いし、それを少し否定する人もいる。
読み合いをしたがる人は多分、こう ↓
1 他者の作品を読んで表現方法やキャラクターや構成を知りたい
2 自作を読んでもらっていいところを認めてもらいたい
3 自作を読んでもらってPVやコメント、星の数を増やしたい
どちらかというと、少人数の読み合いほど1を求めている人が多くて、大人数になるほど2.3を求めている人が多いように思う。
実を言うと私は読み合いを否定してはいない。
2と3はモチベーションに直結する要素だから。
星の数とかPV数とか「○○がいいね!」という褒め言葉を執筆の力とするのはよく分かる。
でも、読み合いを否定する気持ちも分かる。
読み合いを否定したがる人は多分、こう ↓
1 褒めあいよりも具体的に指摘してもらって作品の精度を上げたい
2 PV数や星の数よりも目指しているものがある
3 おざなりに読まれたくない(馴れ合いで読まれたくない)
自分が納得できるかどうか、公募ではどう思われるのか、技術を上げたい。……そういう面が強いのかな、と思う。
実際、一般文芸とかライトノベルの(投稿サイトを通さない)新人賞は星とかPV数は関係ないから。
星が100あっても、その作品が公募として基準に達していなければ落ちる。褒め言葉をもらっても、落ちる。
それならば読み合いよりも技術を高めたい。
星やPV数が増加しなくても、誰か親身になって読んで指摘する人が欲しい。それを生かして技術向上や公募に生かしたい。
こうなんじゃないかな、と思う。
だから
読み合い賛同者にしてみれば「技術とか構成で駄目出しとか指摘をされるよりも、いいところを認めてもらって少しでも多くの人に読まれたい!」だろうし、
読み合い否定者からみれば「欲しいのは具体的な指摘であって、技術向上を狙いたい。星があっても技術向上にはならないんだ!」なんだと思う。
つまりさ……お互いに欲しいものが異なっているんだから、否定し合わずにうまく住み分けができるといいよね、という話。