初めてレビューしていただいたお礼も兼ねて少々書きます。
 片山富嶽は乙女なんですね。私の中では相手役の少年(忠太)も含めて、この人たちの性別を入れ替えても支障はなさそうなぐらいジェンダーロール(最近覚えた言葉)を解体したカップルとして描写したつもりです。書き手の意図とお読みくださった方との解釈がまた違うのも創作の面白いところです。恋を原動力に戦うことが〝乙女〟ならば富嶽もまた紛れもなく乙女でありましょう。決して作者の意見だけが真実ではありません。
 片山富嶽は、ネット上に投稿するはるか前から温めていたキャラであり、標準以上の容姿を要求されるフィクション(だからこそ才色兼備を求めるのも当然と言えますが)の世界で、極力女性らしい美しさや華やかさをそぎ落とした女性戦士を肯定していただいたことは作者として本望です。
 小説家になろうでの感想でも、お褒めいただいたのは文体と富嶽のキャラクターであったこと、具体的な人物像まで言及されたのが彼女だけということを踏まえて考えますに、やはり私は片山富嶽(オプションに忠太と五一)を前面に押し出した作品を書いたほうがいいのでしょう。
 改めてもう一度、カクヨム版でお読みくださった方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。