片瀬まりもは花火になりたい
連載おわりました。ありがとうございました!
悩み、迷い、戸惑い、歩いていく少年少女の青春恋愛劇でした。
お楽しみいただけましたのなら幸いです。
以下、ちょっとだけ。
本編に入らなかった裏設定などをプロットから持ってきて載せておきます。
本編にかけよって話ですがw
本編に不要だったなーってところはかかないもんです……w
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まず主人公二人。
◆片瀬 真理乃 (かたせ まりの) 15歳・女
本編の主人公。通称まりも。
やや小柄。高校一年生。家族構成:母(死別)・父・妹
癖が強く剛毛な黒髪がコンプレックス。いつもは一つ縛りにしている。
可愛くないし、明るくもない自分に嫌気が差している。
小学校の頃は場面緘黙あり。
同時期、母親が病気に。
環境を変えるのにもよいと父親が病院近くに引っ越しをし、中学へ進学。
数カ月だけ美術部へはいり、かおると友達になるも、学校にはなじめず、美術部での人間関係でもうまくいかずにやめることに。
中学二年の夏の終わりに、母親が死去。
それ以降父親と折り合いが悪いまま。
妹がひとり。可愛がってはいるが、どこかで憎しみもある。父は妹が好きなようだ。
◆野木 善 (のぎ ぜん) 15歳・男
本編のもう一人の主人公。
まりもと同級生。高校一年。家族構成:母(シングルマザー)
中肉中背。身長167cm。ふわふわの猫っ毛でまとまらない髪はあまり好きではない様子。銀縁眼鏡。
女装時はウィッグをつけているため、ウェーブがかった栗色ヘア。黒目が大きくなるタイプのカラーコンタクト使用。
小さいときからかわいいものが好きだった。
母の影響。とはいえ、それを言えないまま。
普段はどこかぽやーっとしているが、それは現実世界に対してフィルタがかかっているようでどこか別世界のように思えているから。
女装をしているときは「ここ」が生きる場所だと感じるため、生き生きとする。
女装が好きでかわいいものも好きだが、性自認は男。
まりもの場面緘黙とゼンのカラコンとかは出してないですね。
◆母……野木さくら。32歳。やや舌っ足らずでふわふわしている。今は介護士。その前は夜の仕事をしていた。高校二年の時に、付き合ってた先生から同意のないセックス。善を妊娠。その後捨てられた。姉、めぐみの援助もあり、ひとりで善を生んで育てている。
さくらちゃんの設定。結構重い。本編中でゼンと微妙に折り合いが悪いのは、ゼンが前職を知ってしまったから。
ただゼンとしてもそうしてまで自分を育ててくれたというのは分かっている&そうさせていたのは自分なのか、という気持ちがあります。
◆大地 美鈴 (だいち みれい) 18歳・女
善のいとこ。大学一年生。車いす。通称:れいちゃん
底辺個人Vtuber。Vキャラは妖精のアイリス。
子供のころの病気(小児脊髄がん)の影響で車いす生活。下肢麻痺。
青系のインナーカラーをいれたぱっつんボブ。
やや引き笑い。よく食べよく笑う。
いまはひたすら明るいが、中学の頃に自殺未遂を起こしている。
その頃にゼンとさくらさんのことを詳しく知り、自分の環境の恵まれていることに気付く。
大学では経済学部。最後まで福祉学部と迷ったが、経済面から世界を、仕組みを考えたいと進学先を決定した。
れいちゃんの設定。大学何学んでるかは本編に出ませんでしたねー。
◆母……大地 めぐみ 47歳。小児心臓外科医。めっちゃはたらくベリショ母さん。一人称・私
◆父……大地 啓(けい) 45歳。フォトグラファー兼アートカフェFIRE*WORKSマスター。5年前に一念発起して、カフェを起業。それまでは雑誌の表紙などを取ったりもするそれなりに名の知れたカメラマンだった。いまは写真は趣味で細々とやっている。ちょび髭が似合うおじさん。一人称・僕
じつは姉さん女房。めぐみちゃんは相当年の離れた妹であったさくらちゃんが高校時代にそんな目にあったので、ぶちぎれてたそうです。で、経済面ではあたしが支える!みたいなところもあったようです。ここ姉妹は仲良し。
れいちゃんの病気の時に、自分の分野でなかったことに悔しかったりもしたそうです。
◆相葉 祐 (あいば たすく) 30歳。啓に憧れているカメラマン。
長髪サングラスちょび髭アロハシャツ。見た目はかなり怪しい。
一人称・僕。
よくFIRE*WORKSに出入りしている。得意とする被写体はグラビアモデル。
最近はゼンを気に入って、二階の作業場をスタジオのようにしてよくゼンを撮っている。
相葉さん。敬さんの後輩で憧れてる、は出てたっけ??
◆和久井 流星 (わくい りゅうせい) 15歳・男
ゼンの友達。基本無口で何考えてるのか分からない。でもお笑いが好き。
コンタクト民だけどよくコンタクト忘れる。
実はインターナショナルスクール出身。教育熱心な親のもとで小学校から私立だったが、中学三年生の時に参加した国境なき子どもたちのイベントで海外を体験。衝撃を受ける。生ぬるい自身の環境をまずは見直したいと、私立の高校ではなく公立高校へ。今まであったことのない雰囲気のゼンに惹かれて仲良くなった。
無駄に詳しい和久井くんの設定。なんなんだ。コンタクトよく忘れるって。
本編では完全モブでしたけど、けっこういろいろあった男の子です。
そんなこんなで、いろいろ、いろんな人のいろんな気持ちが入り混じったお話だったのでした。
そんな裏話でしたー。