@malukatsu4

絵を描くことが好きな、自由闊達な少女、七海名（なみな）と、花と小説が好きな、純粋無垢な少女、織和香（おりわか）が、お嬢さま女子校で出会う。一方は、純粋な友情を向けるが、もう一方は…

語り手含め、人物の名前はすべて仮名に置き換えてあります

ぼくは彼の犯罪現場を覗いている 彼にはぼくの日常が覗かれている 毎週火曜日金曜日くらい更新 12万字

電撃三次選考落ち

異常な僕らが所属するここは、『普通部』だ。 部長の浮月さんは今日も過剰に包帯を巻いていた。 告白をすっぽかした僕は、自殺したはずの白地さんに襲われ、彼女がすでに人外の域に至ってい…

人は綺麗だというけど、私の正体は意味のない生き物だ

椿という女を初めに妙だと思い始めたのは女中頭のようであった。 「今度入ってきた娘は坊っちゃんのことをお慕い上げているようですわね」 私の婚約が破談になったのはもうかれこれ五年前…

僕の隣の席には高梨さんがいた。 彼女は人気者で、色んな人に愛されていた。 勉強やスポーツもできて、それを必要以上に自慢することも、他人に威張り散らすようなこともしなかったため、み…

誰とも交わらない僕が大学で好きになってしまったのは、たまに見かける彼女。いつか話しかけたいと思っていただけなのに

潔癖症は病気だ。部屋が縮んでいることに気付いてしまうのだから

実家のある田舎に帰った時の話

少し未来の日本。純血でないことから差別される二人の遺児は売春と暴力に血塗られた裏通りで、すでに過去のものとなったヤクザになることを夢見る

目覚めた場所は部屋だった。何かが不思議だけど何が不思議なのかよくわからない。だけど、あれ？どうやって僕はここに入ってきたのだろう

悲しい夢を見ながらも、たった二人で学校に生きているひるめと委員長。今日の授業は現代神話です。

私は時々意識が飛ぶ。私はその間ずっと男たちに強姦されている。その秘密を誰に打ち明けても冗談や嘘だと思われて笑われる。

下の名前がわからない布川なんとかさんは告白の代わりにピアノを弾いて聞かせた。 兄貴は言った。『それは恋だね』