焔羅は、紫というキャラクターを作ったときに生まれた存在です。
私の中では、彼が実は一番真面目で、不憫なキャラクターのように感じています。
紫の執筆記のときにも触れましたが、焔羅もまた「大人になってしまった」キャラのひとりです。
子ども時代に救われなかった二人が、どこか後ろ暗い形でお互いを救おうとしている。
けれどそれは「本当の救い」とは少し違っていて――
お互いにそのことを分かっているからこそ、時には辛辣な言葉も交わしてしまう。
あまり書きすぎるのも良くない気がするので、焔羅についてはこの辺りで。
現在執筆中の第8章の中で、彼の姿を描けたらと思っています。