この章では、「アニマ」や「無意識の悪意」をテーマに描いています。
1章と通じる部分でもありますが、人が他者を“見る”とき、しばしば「お人形遊び」に近いのではないかと感じています。神格化や理想化のように見えて、実際には他者を一方的にコンテンツ化しているだけなのかもしれません。
静かで、何にでも当てはまりそうな存在。そういう“空白”のような人に、人は安心感や魅力を感じやすい。でもその分、「少しくらい雑に扱ってもいい」という無意識の甘えや暴力性が向けられてしまうことがある気がします。
そのことへの違和感と、小さな抵抗を、この章では描けたらと考えていました。
今日は気まぐれな時間に、何話か更新します。