どうも、マキグサです。
メインキャラが物語上での役割を果たしたら「キャラ紹介」と称してつらつら語ろうと思っていたのですが、前回シェラのキャラ紹介をしたのがいつだったのかと見直してみたら8月でした。実に4か月ぶり。
もはやシリーズ呼びするのもどうかと思うくらい時間が経っていますが、せめてメインキャラ4人分くらいはやっていこうかと。
というわけで、今回はネッカーの紹介です。最新話のネタバレを含みますので、気にされる方はご注意ください。
さて。
この作品がFEシリーズをモチーフにしているという話は何度かしていますが、今の形にプロットが固まる前は、いろんなプランもありました。
「チュートリアルで倒されるモブキャラの山賊Cが主人公」という部分は固まっていましたが、その後の展開はいろいろ案出ししており、中にはルーティが軍を指揮して国やら悪徳貴族やらと戦う、元ネタの戦略シュミレーションに近い仮想戦記風の案もありました。
ゲッツ山賊団が討伐されたあと、山賊団で馬車馬のように働かされていた孤児たちを保護することになり、彼らを養うために戦い方と戦略を教え、ほかの山賊団とか悪徳貴族の私兵やらと戦っているうちに名が売れていく、というようなストーリーを想定していました。
プロットと世界観を固めていくうちに、話が各国を回りつつトラブルに見舞われる方向でまとまっていき、「人数が多いと大陸各地を巡るのが大変になる」「そもそも登場人物が増えすぎる」という弊害にぶつかり、残念ながらこの案はボツとなります。
その後、ボツ案の中から使えそうな部分を拾い上げてブラッシュアップし、「山賊団で保護した、ルーティが守るべき孤児」という要素を統合していった結果生まれたキャラクターがネッカーでした。
ただ、ここで問題が発生します。
それが、この時点ではネッカーが「足手まとい」でしかないということです。
ネッカーがいないとルーティは悪事にためらいがなくなるので、主人公としての品性を保つ意味でネッカーは必要ではあるのですが、目に見える活躍をするポジションではないので、そこが読者に受け入れてもらえるのかという不安がありました。
そこで別ルートで考えていた案。
「パーティメンバーが魔法使いと盗賊しかいないせいで、相対的に一番頑丈なルーティが魔法使いなのにタンク役をする」という案。こちらは本編でも採用されていますね。
これで作中に三つある魔法職、学者がルーティ、魔道士が(厳密には違いますが)スノーディア、そして祈祷師の枠が空いているなと。ついでに最強設定すぎて動かしづらい赤の竜をストーリーに巻き込む動機に使えるな、と。
というわけで、足手まといをしつつ旅の中で様々なものを学んでいき、最終的に赤の竜の信徒として僧侶系魔法使いになる、そういう路線のキャラとなりました。時間をかけてじっくりと、彼女の様々な文化に触れ、自分なりの価値観を形成していく過程を描けたのはよかったなと思います。
そんなわけで、先に宣言してしまいますが、ネッカーはのちに目を覚まし、祈術の使い手となります。しばらくはどうやって目を覚まさせるかが物語の焦点となりますが、最後はハッピーエンドになりますのでご安心を。
だいぶ赤裸々に語ってしまいましたが、残る二人、ルーティとスノーディアもそのうち語りたいと思っていますので、副読本くらいな気持ちで眺めてもらえると嬉しいです。