(約500文字・いずれ青の魔法使いと呼ばれる俺が、美形のおにいさんに恋した話~のこぼれ話)
🔹🔹🔹🔹
――ユーリ、これから私たちが泊まる部屋のドアには封印の魔法をかけます。私たちが宿泊している間、こちらが認めない限り、ユーリと私しか出入りできないように。
「え!? ユーリ、クラウスが本当にそんなことを言ったの? 二重ロック? 安全? 何言ってるのよ、全然安全じゃないわよ! ねえ、クリスティーナ」
「ええ。エレノアの言う通りですよ、ユーリ。旅の間、夜はとても危険な状態にいましたね」
「え? そんなことない? 夜はいつもぐっすり眠れた? クラウスがあなたより先に寝て、遅く起きたことはないですって!? もおっ、ユーリったらお馬鹿さん! クラウスは夜に好き放題するために、誰も入れないよう封印の魔法をかけたのよ! あいつ絶対寝てるあなたにキスしてるわよ! 首筋なめたり、耳たぶ甘噛みしたり、布団の中に手を入れて太もも触ったりしてるわよ!」
「ふふふ」
「ん? どうしたの、クリスティーナ」
「それ、全部、私がエレノアにしたことだわ」
「え!? もっ、もおっ、クリスティーナってば、私っ、全然気づかなかったっ、気づきたかったああああ」
羞恥心のかけらもなく、にこにこほほ笑むクリスティーナさん。
にゃはにゃはしながら、両腕をばたつかせるエレノアねえさん。
そんな二人に、俺ドン引き。
終わり
🔸🔸🔸🔸