良い小説とは、いかに足すかではなくいかに削るかで決まる。
こんな格言を読んだ記憶があるのだけれど、それが誰のものであったのか思い出せない。
たしか著名な作家の言葉だった気がするけれど、と思ってネットを検索してみたのですが、結局わかりませんでした。
私のネット検索能力が低い、ということもあると思いますが、もっと大きな理由があります。
冒頭の言葉のような「小説というのはいかに削るかが大事なのだ」という内容の記事がいくらでも出てきてしまって、見つからなかったのです。
1つわかったことがあります。
書きすぎる、というのは素人の犯しがちな愚である、ということです。
おそらくそういう記事は初心者に向けて書かれているものでしょうから、きっとそういうことなんでしょう。
そして、素人である私もまさにその愚を犯している。のかもしれません。
――しかし。
いやいやちょっと待て。
そう思って、今度は逆に[小説 足す]で検索してみました。
結果はどうだったでしょう。
こちらはまったく出てきませんでした(というより、自分には見つけられなかった、というほうが正しいでしょうか)。
やはり、良い小説とは、いかに足すかではなくいかに削るかで決まる、のかもしれません。
この謂いでいくと、現在私の書いている作品は……。
「剣と魔法の大冒険活劇」になる予定が、主人公の旅立ちまでに10万字も費やしてしまいました。
先のネット検索した記事には、削る理由として「ストーリーの展開が遅いと読んでもらえない」ということが書かれていました。
そんなこといわれても、もう書いちゃったし……。
せっかく書いたのだから、もったいないし……。
――冒頭のような格言が残っているのは、ちゃんと理由がある。というのがよくわかりますね。
https://kakuyomu.jp/my/works/822139841724758164
ストーリーの展開・動きがほしい、という方は一章をすっ飛ばして、二章から読んでみてください。
どちらから読むか、その判断は皆さまにおまかせします。
いえ、どこからでもいいので、読んでいただければありがたいです。
適当に開いたページに、あなたが読みたかったことが書かれているかもしれませんよ。