いつも読んで頂いてありがとうございます。
後1週間ほどで一章完結となります。
この後の更新頻度に悩みながら書き進める日々。
毎日投稿したい。けど約束を絶対に守れる範囲にしたい。
現実的なラインを後1週間必死に考えてみます。
お話の中でも情報が大分出揃って来ていると思いますので、以前一度公開したのですが、世界観としての設定資料を再度公開します。
前回の時は本編が序盤でお見せするわけにいかなかったため、最初の部分だけだったので
今回のは世界観の完全版です。
まだ今時点ではお話になっていない情報もありますので、今後どんな形で描いて行くのかはお楽しみに!
■ 時代背景・文明レベル(魔法至上主義と絶対的階級社会)
中世後期から近代への過渡期に似たファンタジー世界。科学の代わりに魔法が発展しており、特に「ドミネイト(魔力による強制支配術)」が国家の物流、軍事、インフラのすべてを支えている。
魔法の才能の有無が絶対的な価値基準となる「魔法至上主義」であり、魔力が少ない者は「日陰者」「無能」と徹底的に差別される厳格な階級社会である。
テイマーギルドで行われる年に一度のテイマー適性検査において、ドミネイトを発現できるのは毎年の統計で約100人に1人(1%)の割合に過ぎず、残りの99人は「才能なし」として不合格にされる。さらにドミネイト以外の魔法に素養がある者はその中の10人に1人程度しか見つからず、多種類の魔術に適性がある者は国宝級とされるほど希少である。この圧倒的な才能の偏りが、世界における絶対的な格差と差別の根源となっている。
■ ドミネイト(強制支配術)の真実と欠陥
テイマーが魔獣を従わせるこの世界の絶対的な常識。しかしその本質は「恐怖と痛覚麻痺による脳への強制的な過負荷(ストレス)」である。魔獣の意志を無視して酷使するため、学習性無力感や、限界を超えた際のリミッター解除による「暴走事故(年間数百件発生)」が社会問題化している。しかし、人類はそれを「魔獣の気まぐれな凶暴性」と誤認しており、魔法の欠陥と己の無知に気づいていない。
■ 魔法依存による構造的搾取(貧困ビジネスの温床)
この世界(特にスラムなどの貧困層)において、魔獣は贅沢品ではなく、瓦礫の撤去や荷運びなどの仕事に不可欠な「生活必需品(重労働・重機の代替)」である。しかし、彼ら自身には魔法の力がないため、魔獣を扱うには特権階級であるテイマーに「ドミネイト」を依頼・依存するしかないという絶対的な弱点が存在する。
腐敗した貴族や悪徳テイマーたちはこの弱点と権力構造を悪用し、「わざと魔力を極端に少なくして何度も再契約・追加料金を迫る(ドミネイト詐欺)」「高利貸しやみかじめ料の強制徴収」「危険な魔法廃材回収などへの不当な労働力搾取」など、魔法という絶対的な力を背景にした構造的な搾取(貧困ビジネス)で裏社会を支配している。
■ 動物行動心理学(正の強化)によるパラダイムシフト
レオンが前世から持ち込んだ現代科学。「恐怖(罰)」ではなく、「報酬(メリット)」を提示することで動物の自発的な行動を促す。この世界においては未知の概念であり、「魔法がなければ魔獣を扱えない」という世界の思い込みを完全に打ち破り、天災級の魔獣すら手懐けることができる革命的なロジックである。
この技術により、魔力を持たない絶望した非保持者たちや、高額なドミネイトの維持費に苦しむ末端の行商人たちでも、魔獣と安全に意思疎通し、共生することが可能となる。結果として、この技術(とそれに伴う一般教育や経済的自立)が、特権階級の暗躍と魔法依存の搾取構造を出し抜き、社会の底辺からの痛快なシステムハック(下克上)を引き起こす最大の武器として機能する。