『モノ』には、いつしか『生命』が宿る。
そして、それを神格化した『モノ」を『付喪神』と云う。
少年は「其処」にいる。
「物」を抱えた「己」を「知」ってもらうために。
静寂閑雅な「応え」のない世界で、「答え」を求め、少年は「摂理の来客」を待ち続けている――。
――少女は言った。
『……あたしは神さまなんか信じない』
否定。
拒絶。
そして、憎悪。
「世界に救いはない」
諦念を示しながら、少女は噛み締めるように言う。
「信じる者」と「信じない者」
対極的なその二人が出会う時、全てのモノガタリは端を発していく――。
「これは神居堂に訪れた人々の数奇な運命を描いた物語である」
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