• 異世界ファンタジー

倦怠期をどう描くか

GWが終わりましたね。私の仕事も今日からですが、今日は比較的時間があるのでいつも通り更新します。

本作を書くにあたって、普段は見もしない恋愛のハウツーサイトをいろいろ回りました。某知恵袋に投稿されてる「永遠の愛は存在しますか?」という質問にも目を通したりしています。

正直、この「倦怠期」という奴を超リアルに書いていたら、私の悪癖で本作は超絶鬱小説になってたと思います。悪癖ってなんぞやという方は別名義で書いてる『俺アマ』を一読してください。

「気遣いを忘れる」
「会話が減る」
「相手のいいところが見えなくなる」
「新鮮さがなくなる」
「すれ違いになる」
「顔を見るだけでイライラする」
「一緒にいる意味を考える」
「人生やり直したくなる」

などなど、倦怠期の特徴はこんな感じです。これらを見て思ったことはひとつ。

「こんなんリアルに書いても気分悪いだけだわ」

これらをリアルに描いた物語は昼ドラに任せようと思います。こんな殺伐とした話を書いて読者の皆さんをげんなりさせたくありません。

そこで『不老不死』では、倦怠期の特徴から必要な要素を引っ張ってきて、物語としてまとめています。そこで、倦怠期脱出の方法としてよくある旅行を扱ってみました。今後もお楽しみいただければ幸いです。

2件のコメント

  • まちださま、
    『倦怠期』は「異類婚姻譚のその後」としても読め、妖怪大好き女子のわたしにはとても興味深く面白いのです。人類と非人類、異類カップル結婚生活というものは、双方の時間軸や気持ちの有り様の極端な違いにより永く続けるにはそもそも無理があり、ある程度落ち着いた時点である事件(大抵旦那が原因/笑)を起こし奥さんを実家?に戻らせておしまいとせざるを得ない設定上の恨みがありました。一方『倦怠期』ではそのあたりの伝統的なしばりが「異世界ファンタジー」というカテゴリの自由奔放さを上手く利用することによってことごとくクリアされている気が致します。もしこれが作者さまの計算づくだとしても単なる偶然だとしても(失礼!)実に画期的ですよ(世界初?)。これからも試行錯誤されながら永く書き続けて頂ける事を希望します。将来的に企画書かいて『怪』に持ち込んだらひょっとしてひょっとするかも、なーんてね、お節介にも程がある?ごめんなさい!!








  • sada-ieさん>>

    作品公開当初からお読みいただき、ありがとうございます。まちだです。

    ご慧眼通り、本作は単純に男女・夫婦の間に生まれたズレだけではなく、異類婚姻譚として、人間とエルフという違う時間感覚の中で生きている者同士がどのようにしてその差を埋めるかという点にもスポットを当てました。

    そういう意味では「倦怠期をどう乗り越えるか」という、ともすればありがちなテーマに対して、ファンタジー独自の味付けを加えることが出来たのではと思っています。今日明日の更新で本作は完結となりますが、最後までお楽しみいただければ幸いです。
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