ここは古の神グラシウスとラディフィウスによって作られた世界。
「果てしなき遠い未来。やがて来る夜明け。
世界が陽であれば浄化を、陰であれば滅びを与えよう」
世界の安定化によって大いなる力を使い果たしたグラシウスは、
最愛のラディフィウスの消失を嘆き、その力の結晶と予言を残して眠りについた。
それから果てしない年月が流れた。
神、魔神、竜、幻獣、悪魔、人......
様々なものが勃興しては滅亡した。
少しずつ悪意をため、または浄化しながら。
未来に慈悲をもたらすために。
未来に望みをつなぐために。
異なる時、異なる場所、異なる種族が...
全く関連の見えない出来事。でも確かにつながっている。
生きる者たちの希望を乗せて。
その想いをつないでいく。
果たして未来はどうなるのか。
...壮大すぎるって?
だからいいんじゃないか。
楽しいだろう?
これは僕と、未来の僕の仲間たちのお話だ。
時代が違うのに仲間なのか? って?
そう、仲間だ。
これから語るから、今は勘弁してくれ。
うまく語れるといいな。
気持ちが軽くなっている。楽しみだよ。
では、始めるとしよう。
僕と僕の天使で女神で子猫ちゃんな最愛の妻との......
うん、ごめん。
言い訳させてほしい。
ちょっと調子に乗っただけなんだ。
ちゃんとするよ。
やがて来る大いなる古き神グラシウスの目覚め。
そのときに僕たちがどうしたのか。
どうやってそこにつながったのか。
一つずつね。
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