凛音 伶

つまらない作家が泣き止まない木へ語るいくつかの話。何が正しいのか、何が欲しいのか。テーマより先に生まれた物語はその答えを探している。雨宿りの暇つぶしにでもどうぞ。

もしもあの胡散臭い迷信が本当なら？　平凡な男子高生の倉野葵君でも恋をしてしまうかもしれない。僕らの夢を彼に託し、見てみよう。

あなたの書いているものは誰かのパクリですか、それとも学んだものですか。そう問われたとき、なんて返すのが正解なのだろうか。どうして生きればいいのだろうか。

　私はこの世界が嫌いだ。なぜなら自分が嫌いだから。周りの蛾が煩わしいから、目を閉じたくなって、私はどん底へ落ちた。そんなのは理不尽だ。 　もし生まれ変われたのなら、私はああいう蛾…

仮想世界とはどういうものなのだろうか。肉体を捨て、楽園に染まって、私たちは生きたと実感できるのか。そこには何がある。 第三次世界大戦の後、最終戦争のとき、そしてムーンショット。

　あなたが大事な事って言ったの、ホントは大したことじゃないと気づいたよ。けどあなたの音の中には確かにあるんだ。社会の音がひどく殺風景なんだろう。どっちを君は選ぶ。楽しい方がずっと…