有理

「この砂時計の砂が落ちきった時、俺には何が残っているんだろう。」 夢って、何なんだろうね。

ぼやけた世界が滲むのは、あの雨のせいだろう。 それでもまた君はこう言うんだ。 「雨が降ればいいのに」

校庭のマーガレットを一輪持って、 「好きです」と、言った彼。 誤魔化した占いは私を飲み込んだ。

8月。碌でもない僕は、高い青空の下思い出す。しあわせの訪れと、滲んだ愛を。

あの人の特別には決してなれない。だから花を生けることは、咲くこともできない私への餞だ。

「誰も私を見てくれない」空っぽのあの子は私の腕の中で誰の夢を見ているんだろう。

出版社に引っ張りだこの作家先生は、花を買ってきてほしいそう必ず私に言う。 好きになれない幸せが、少し羨ましくなった。

彼女は私を許さない

私ははじめて彼女の顔が歪んだのをみた。 特別になれるなら、何にでもなる哀しい彼女のお話

私の幼馴染はいつしか歪んだ世界で生きていた

世界一嫌いな明日を、世界ごと包むあなたがすき 幸せからの逃避行、ああ今年もやってくる

「結婚しよう」そう言うと首を傾げる。俺は今日、この関係に別離を決めた。

結婚式、受付には白いブバルディア。私のために置かれた花だった。

本屋で出会った彼女は、微笑んだ。僕の未来が歪んだ音だった。

愛のおはなし

美人で少し変わってる紫は、今日も私を弄ぶ。

幸せになるのが怖いだなんて言ったら失望されるのかもしれない。私達の行き着く先は。

彼女にずっと聞けないことがあった。溢れ出した僕らの行き着く先は。

声劇用の台本です。 同性愛描写があります。 軽い性的描写があります。 苦手な方はご注意下さい。 幸と美里のさいごは 皆さんで決めてください。

ちょっとドジな彼女は、意外なあだ名で呼ばれていた。

声劇用に書いたものです。 現実という夢から覚めたら、何が待っているんでしょう。

会えなくても励ませるはず、と誘ったリモート飲み会で。 声劇用に書いたものです

声劇用に書いたものです。 彼女にとって「その日」とはどの日だったのでしょう。