こっそり喜んでようかと思ったのですが嬉しさが抑えきれないので。
梨千子様に『死神子爵は七度死ぬ』のご感想を頂きました。
https://kakuyomu.jp/works/2912051599378880897/episodes/2912051600250977311
すごくしっかり読み込んで頂いてとても嬉しいです!
こちらの「人間が書けているかを最重視される」というスタンスにとても共感します。
ミステリでよく揶揄される点ではありますが、「殺人の起こった屋敷で一人になる?!」とか「いやいや絶海の孤島で犯人探しすんのヤバいでしょ……」とか「カッとなってつい殺した割には偽装工作徹底してますね???」に始まり、確かにミステリのご都合主義キャラを見ているとそもそも人間心理がおかしいと推理不能になるからやめて~と頭抱えます。個人的にもそういうの好きじゃないんですよね……。
さて瑞祥君につきましては、彼は実は精神が赤ちゃんなので小夜子に(恋愛的な意味ではないですが)強く惹かれており、彼女を一見不幸な境遇から救いたいという意志が強いです。そして死神であるがゆえに、善麿への殺意を持たなければというある種の使命感というかそれが当然であるという認識(本人にはあんまり自覚ないですが)があります。
なので瑞祥君は善麿の中立的な観察者というより雨宮先生の次くらいに善麿への点が辛い子ですが、その上で善麿にどうしようもなく人間的な魅力も感じているので、善麿への感情はしょっちゅう揺れています。つまり、瑞祥君は割と信用できる語り手ではないです。その辺りの感覚を読者に共有できなかったのは叙述としての伏線を張り損なっているということであり、ひとえに筆者の未熟です。一層の鍛練に励みたいと思います。
#多分雨宮先生も善麿と親しく接するようになればちょっとは彼を理解して態度が軟化したのかもしれませんが、持ち前の潔癖さで一方的に善麿を嫌っており、ほぼほぼ接点ないんですよね。