最終選考作品が出揃いましたね!この中で好きな短歌を挙げてみました。
満月が 球技にしては退屈な美しさを競い合うばかり 高橋寧
神様は左利きだと思うけど少数派だからそう思うだけ 京野正午
美しい経路 なんども淘汰されてそれでも生きる 蟻の屈折 相澤零
ぜったいに会えないならずっと待てるのかもしれないね二個の噴水 篠原仮眠
エネルギーのちからが胸にはたらいて忘れても光っていてくれる 小池耕
不意打ちでも勝ちは勝ちでしょう 烈火 危ぶまれてでも欲しがって 紺野藍
ごめんなさい 乗ってきたのに降り方のわからない獣が来てしまう 甲斐
もっと砕けてほしいだなんて怯えるね窓はいつでも開けておくから 由良鴻波
年月がそうしたように壁紙の葡萄の蔓が日に焼けている 川口番
首だけの椿が溜まる側溝に冬は溢れるほど終わらない 瀬斗みゆき
特に、篠原さん小池さん川口さん瀬斗さんが好きです。(好みは日によって変わるのですが……)