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アリスの二重奏【あとがき拡大版】

ここからは「アリスの二重奏」のこぼれ話となります。

 実は本編では諸事情で盛り込めなかったエピソードがたくさんありました。

 それらを紹介しつつ解説したいと思います。

・かなめと有里朱は異母姉妹だったこと。かなめの父親が有里朱の父親。
→伏線はちょこちょこ入れつつあったのですが、ボツにしたために決定的なことは書きませんでした。今となっては裏設定みたいなものかな。

・オリジナルの千葉孝義とロリスの人格時の有里朱のエピソード。
→ロリコンと罵られそうなのでやめました……ってのは冗談ですが、冗長になりそうだったので省いたエピソードの一つです。

・占い師「有里朱」のコールドリーディング
→有里朱の占い師回は、いじめとは無関係になりそうだったので控えました。ただ、これだけで別の話が書けるくらいのネタはあったんですけどね。冗長になるってのがカットした理由です。

・他のタイプのいじめっ子の登場及びいじめ方と復讐方法
→特に天然系無意識型を書きたかったですね。天才と呼ばれる子が増長していく様子とか。続編を書く機会があるなら、遊戯系非共感型の典型例を書きたいかな。流山空美は厳密に言えばこれとはちょっと違うタイプでしたからね。

・流山家での空美と海美の話。
→双子の姉妹の過去話ってのは設定としてかなり作り込んでいたのですが、物語の流れを滞らせる気がしてあえてカットして、省略した説明に留めました。
たぶん、ブクマ数がもっとあったら減少も気にせず書いていたかもしれませんね。

・ゆり先輩無双!
→バイクに乗る花見川ゆり先輩を活躍させたかった。いちおう千葉特区メンバーの一人ですからねw
カ○ナはわりと好きなバイクなので。

・ゆり先輩とめぐみ先輩の百合百合話。
→完全に本編と離れてしまうので、プロットの段階でボツにしたもの。

・かなめと有里朱の百合百合話
→これはもっと掘り下げて書くべきだったと後悔しています。ただ。序盤でかなめ視点の話を書いて、読者の離脱率が高かったんですよねぇ。これが、なかなか書く勇気がでなかった原因。
短編として番外編で書こうかな。

・ナナリーとミドリーの百合百合漫才
→これも物語の流れを止めないためにカットしまくった部分。もうちょっと二人の関係を掘り下げるべきでした。ミドリーのキャラが安定しなかったのも、キャラ付けが甘かったのが原因でしょう。ここらへんもきちんと書くべきでした。

・プレさんと央佳ちゃんの姉妹愛
→メガネキャラとやさぐれキャラという不人気属性の二人なので、書くのを渋ったのが原因。だって、ブクマ減るのはけっこう精神的につらいんですよw

・スマホ禁止後の宅女ディストピア化問題
→変則的ないじめということで、教師側からの恐怖政治(結果的に弱い者いじめ)を描きたかったのですが、対ジャバウォック戦の話を加速させたために入れる余地がなくなってしまいました。

・流山空美視点での館山先生を自殺に追い込むまでのエピソード
→ちょっとエグい話なので、読者離れを恐れてカットしました。基本的に明るい復讐がメインだったので、これはちょっと内容的にそぐわない感じでもありました。

 というわけで、泣く泣くカットしたエピソードって多いんですよね。

 かといって、これ全部入れてたら冗長になって最後まで読んでくれる人も少なくなっていたであろうことは予想できます。

 ブクマが剥がれることを避けようとスピーディーな展開を描こうとして、キャラクター個々の掘り下げが浅かったのが一番の悔やむべきことかな。

 だって、ブクマ剥がれるのが怖いよぉw(くどいw)

 ポイントが五桁くらいで余裕があれば、それらを盛り込めたのですが……ただ、それを読者が望んでいたかは今となってはわかりません。

 そんなわけで、なろう投稿では初のブクマ四桁、ポイントも七千超えを経験しました。(※ノクタではブクマ四桁を経験していますが、作品は内緒ですw)

 が、現在、平行して書いているハイファンが全く読まれず、少し落ち込んでいます。

 このアリス二重奏を気に入ってくれた方の好みにもあいそうな「知略」をメインとした内容ですので、興味のある方は是非ご覧下さい。

 タイトルは「闇の賢者が行く多重異世界討伐記 ~ 転移者が問題を起こしすぎたので、ぐーたら天使と共に駆逐します!」と長い長いなろう系タイトルです(笑)


 最後になりますが、とりあえず『長編でも最後まで書き上げる実績』というか信頼を作れただけでも御の字かな。

 本編キャラのイメージ画を、スマホアプリのカスタムキャストを利用して作成しています。興味のある方は第一話部分にキャラ紹介があるので、そちらをご覧下さい。


また次の作品でお会いしましょう。

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