いつもお付き合いしてくださっている皆さん、ありがとうございます。
久々に近況ノートを書いてみたいと思います。
皆さんは、ある本を読んだのにすっかり忘れて同じ本を読んでしまうこと、ありますか?
私は今までに2回ほどありました。(気づいてないだけでもっとやってるのかもしれません)
1度目は、桐野夏生「顔に降りかかる雨」で、読み始めると次に何が起こるかがわかってしまうのです。もしかして私って予知ができる?と思い始めた頃に、予知でわかるはずがないくらいピンポイントの出来事をこれ知ってる…となり、もしかしてこれは読んだ本では?とようやくそこで気づきました。
2度目がつい先日、角田光代「愛がなんだ」を読んだ時です。
中盤に「すみれさん」という人が出てきて、あ、この人知ってる…と気付いたのです。恐ろしいことに、すみれさん以外のことは全部忘れていて、すみれさん登場後も、全く読んだ本という気がしなかったのですが…。
「愛がなんだ」もそうなのですが、このところAIにオススメの恋愛小説を聞いて、その中からピックアップした本を読んでいます。
AIのオススメの中に、木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」があったのですが、これは読んでみたら恋愛小説とも言えない(大きな意味で愛の話ですが)内容でした。でも、これがすごく良かったので、おすすめしたいな…と思い、久々の近況ノートとなったわけです。
木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」
寺山一樹の妻として、一樹の父(義父)と同居していたテツコさんは、一樹を病気で失うがそのまま義父との同居を続けている。テツコさんは、義父を「ギフ」と呼んでいて、二人は家族のように同志のように暮らしている。テツコさんの現在の恋人岩井さん、一樹の幼馴染で現在実家(テツコさん達のお隣)に戻って来ているタカラ、一樹の従兄弟の虎尾などの人々がそれぞれの思いを抱えつつ生きる様子がユーモラスに描かれている。
全体としてはクスクス笑ってしまうような話なのですが、時々ホロッとさせられることがあって、すごくいいです!!
ギフとテツコさんの会話が友達同士みたいだったり、ギフが若い女性に弱かったり、岩井さんが変なこだわりを持ってて頭固いけど人が良すぎて騙されたり、虎尾が子供時代に女子にやり込められて女子アレルギーだったくせにいつの間にか女の子と付き合うことしか頭になくなったり…。
みんなちょっと変で、可笑しくて、可愛いです。