いい加減に「現代」という時代区分を1945年8月15日以降から1991年12月26日以降にしてくれという提言を「カクヨム」で出した。どうせ頭の固い学者先生はこのような論を受け入れてはくれないだろうから。
いい加減に「現代」の始まりは1991年としないか?
https://kakuyomu.jp/works/16817330653507359696ちなみに本論では日本の世界史の基準で「1945年9月2日以降」(大日本帝国滅亡・無条件降伏条約締結日)としてるのですが日本史(国史)は「1945年8月15日以降」という玉音放送の日にしてるんですね。これよくないですよね。じゃあ8月15日で戦争終わったのかと言うとそうではなく実はソ連軍は根室方面まで攻めていたので撤退戦が起きていたのです。ちゃんと条約締結するまでは戦争中って事です。つまり日付すら間違っています。
では1991年12月26日って何なのかというとソビエト連邦が滅亡した日です。ソビエト連邦って皮肉なことになんと1991年12月25日クリスマスの日にゴルバチョフが辞任し翌日にソ連解体を宣言して滅んでるのです。
1991年ってよく冷戦崩壊の年と言うじゃないですか。でも日付まで覚えている人って日本では非常に少ないんですよね。そして冷戦の崩壊ともに日本は落ちぶれていくのです。
12月26日とあるように事実上の1992年ですよね。もう年越しの準備をしている段階なので。つまり1991年ってのは事実上の後期近代なんですよ。まだね。
ここから「近代」から「現代」への移行期間です。移行期間は約3年です。この時代は近代でもあり現代でもあるという時代です。ふわっとした時代です。日本が瀕死になったという自覚がない時期でもあります。
努力をしていないというわけじゃありません。日本だって1993年に55年体制が崩壊し近代を現代にしようとしました。しかしかないませんでした。1996年に至っては日本社会党が消滅し右翼・左翼の区別という冷戦体制をなくそうとしたのです。しかし結論から言うとかないませんでした。民主党は立憲民主党という劣化日本社会党に戻ってしまったのです。我が国は自民党保守本流・社会党・民社党・社民連という大事な政党をこれでもかと無くしただけで「政治改革」も挫折しました。
真の現代となった日は1995年8月25日です。Windows 95って8月25日発売なんですよ。米国では。日本ではWindows 95って11月23日発売なんですけど。つまりこの8月25日をもって「IT革命」が発生して真の意味で「現代」が始まったのです。情報社会となって近代工業社会が終焉した日です。日本人はこの意味をまったく理解しておらずいこのまま失われた32年に突っ込むわけです。
当初日本ではOSでは負けたもののプリンター複合機・デジカメ・ゲーム機・ガラケーなどで覇権をとり日本がIT後進国になるだなんて夢にも思ってませんでした。しかし工業製品から情報製品へと技術の主力が変わった上に物のインターネット化が起きるという事すらも理解出来てなかったのです。気が付けばスマホにやられゲーム機もコンソールからPC中心になったということに気が付かずに負け続けて行ったということです。じゃあ負けを認めたのかというと「負けると思うから負ける」とか「リストラ」(再構築)と称した首切りが蔓延したわけです。これ「転進」と称して撤退した前の戦争と変わりません。
日本は明治以降ずっと「情報」で負けてきた国です。前の戦争はレーダーと情報収集で今度はITで負けたわけです。本当に懲りない国ですよね。精神論含めて。