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『スレイヤーズ』って意外に難読漢字使ってるね

やっぱり「中高生向き」ということを意識してて「君はもう児童文学の世界にはいない。かといって大衆文学の世界にも君は居ないんだ」というメッセージを僕は受け取りました。そしてこれが本来あるべきラノベなんだろうね。
ずっと前に『ロードス島』シリーズは難読漢字が多めって書いたけど軽めの『スレイヤーズ』でもそうだね。「囮」(おとり)とかね。「御大」(おんたい)とかね。「躊躇」(ちゅうちょ)とか。あんまりこれを読むと過去から戻れなくなるから文字通り蔵にしまうけど。やっぱりラノベは特に読み手の学力に沿って作者は書くのでいかに当時の中高生は高学力で逆に今のラノベの読み手である大人は劣化してしまったか。たぶん当時の10代の読み手がそのまま40代・50代に上がってるだけで読者層が変わってないはず。私は「失われた35年」ってラノベでも当てはまると思う。これ下手すると児童用『スレイヤーズ』(つばさ文庫)ですら「読むの難しい」とか読者は言いそう。

3件のコメント

  • 読書とは知らないことを知ることでもあるのですから、誰もがスラスラ読める童話とか絵本でないと駄目だ、読めない語を使うのは恥だなんて、知性への冒涜では? と想ってしまいます。
  • 囮、躊躇、がダメとは、、、
    書籍化の時になおされるのか、、、
  • ちょっとだけランキング上位の作品を数作品見て来ました。どこにも「躊躇」レベルの難読漢字を使ってませんよ。

    だって、ポイント主義、ストレスフリーってそういう事でしょ?躊躇なんて書いてブラウザバックされたら困りますもんね。中年の癒しの書物ってそういう事ですよ。書店では売れないですけど。だから私はポイント主義を止めて欲しいのです。
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