恋愛請負人鉄平の短編(茶番)を近々上げる予定です。
二部は準備中なのでお茶濁しに🍵
美術館の絵 ~恋愛請負人鉄平 Extra Case:鳥居迅~
Xポスト用 冒頭SSです。
パンツスーツが似合う女の子の尻を追いかけていたら、美術館で迷子になった男子高校生の話。
迅「……どこだ、ここは」
絵馬「もしかして、鳥居くん?」
迅「!?」
迅(――パンツスーツの子だ)
絵馬「今日の入学式で、新入生答辞を読んでたでしょう?」
迅「ああ。えっと……君は?」
絵馬「新戸絵馬。同じ一年よ」
迅「…………」
迅(同じ一年?)
迅(って、よく見たら制服じゃねえか!)
絵馬「それで、鳥居くんも美術館目当て?」
迅「…………」
迅(違う)
迅(パンツスーツだと思って、君を追いかけてきた)
迅(なんて言えるわけがない)
迅「まあ……そんなところ」
絵馬「美術、好きなの?」
迅「全然詳しくない。興味はあるけど……持ち合わせがなぁ」
絵馬「それなら、ついてるわよ。今日は企業協賛で常設展示は無料」
迅「無料!?」
絵馬「そこに食いつくのね」
迅「高校生に無料は強いだろ」
絵馬「私、何度も来てるから案内してあげようか?」
迅「いいの?」
絵馬「ええ」
迅「……じゃあ、お願いするよ」
絵馬「決まりね」
迅(こうして俺は――)
迅(パンツスーツだと思って追いかけた女の子に連れられて)
迅(生まれて初めて、自分の意思で美術館へ入った)
【短編】
『美術館の絵
~恋愛請負人鉄平 Extra Case:鳥居迅~』