毎朝六時三十二分になると発狂したかのような絶叫が聞こえてくる向かいの部屋がtime delayの次元に通じている。覗いてみることにしよう。
物語は再び幕間へ。睡中都市はどうなった? 幾つもの名を持つ創られた者達が生きる理想郷は永遠に世界から消滅したのか?
さて、ここで筆者は少し、睡中都市という世界のディティールについて説明を加える。人々はいつでも広義の創作によってそこへと接続されるのだ。では、広義の創作とは何か。もちろんそれは詩や絵画、小説、といった狭義の創作を含んでいる。そして将来への展望や描いた理想、明日の晩ご飯のメニューなども含まれている。我々は日々生きる中で無意識に広義の創作を為しているというわけ。
そして最も身近な創作とは自分自身である。誰かが自分自身として生きてゆくうえで本人に蓄積されてゆく常識や価値観こそ、最も身近な創作なのである。そんな無意識の創作の集合体がアヴァターだ。睡中都市には幾つものアヴァターが生きている。そう、そしてこの度の物語の主人公にとってのアヴァターも既に読者は知っている。それが誰なのか、今はまだ内緒だ。
それでは今回の近況ノートはここまで、次回まで御機嫌よう。
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