フェリクスの権勢:
自由民であるテレンティウス・ネオと奴隷であるフェリクスでは本来はフェリクスの方が立場が下。
だがフェリクスはポンペイの有力者で市政府要人のルクレティウス・フロントの私財を差配する立場。
当然ながら選挙対策などでパンを振る舞う際の手配等の実務などもフェリクスが行う。
そしてこのレベルの奴隷になるとその言葉は家のプライベートの範囲においては主人と同様の重みをもつ。
もちろんそれには責任も付随するが。
つまり公の場以外では大規模パン屋のオーナーと同程度の力を持っているのがフェリクスだったりする。
『パンとサーカス』と選挙:
ローマを表す有名な言葉で権力者に限らず時の政治家が良く行っていたと思われがちだが、実は選挙に当選するためにパンをばらまく行為は買収行為に当たるので禁止されていた。
しかしはっきり言ってほぼザルで、季節の祭り、公共の宴へという形ならOKだったりした。
他にもギルドによる候補者の推薦とその見返りの利益誘導など、大体現代と遜色ない感じの癒着構造が存在していた。