KAC2024 第5回まで執筆終わりました!
「はなさないで」小説のネタ出し方法が、使いまわしができそうなので、共有しておこうと思います。
(まあ、皆様、僕より執筆歴が長い人ばかりなので、釈迦に説法かと思いますが……)
KAC2024 5回目のお題は「はなさないで」でした。
いろんな意味にとれる単語です。
(なので、お題公開直後は、TwitterのTLが「はなさないで」大喜利になりました(笑))
せっかくなので、複数の意味がある「はなさないで」を物語のギミックとして組み込みたいですよね。
例えば以下のパターン。
・「はなさないで」を登場人物Aが別のタイミング、異なる意味で言うことにドラマを生み出す(時間軸)
・「はなさないで」を同時に別の場所・別の意味で使うにもかかわらずそこに関係性を持たせる(場所軸)
・「はなさないで」を登場人物AとBが異なる意味でとらえることによるすれ違いを描く(人軸)
いわゆる、「天地人」ですね。
嘘です。ごめんなさい。今考えました。
(たぶん、すでにどなたかも同じこと言っている気がしますが。)
今回は時間軸・場所軸の複合パターンである、パラレルワールドを軸に考えました。(複合パターンと言ってもド定番ですが)
パラレルワールドの同一人物がほぼ同じ状況で「はなさないで」と言った場合に、180度違う意味にするとしたときに、どういった展開になるだろうかと。
そして、そこから、パラレルワールドの分岐点も「はなさないで」を使うことで、「はなさないで」を起点に分岐した世界で、結末の「はなさないで」を180度違う意味にすれば面白いんじゃないか? という着想に至ります。
「勝ったで」 僕はそう思いました。
まあ、その結果、なぜかパラレルワールド設定がどこかに行って、サイコホラーが生まれました……。
今回のまとめ
『一つの単語の別の意味をギミックに使うために、『天地人』でスライドさせる』
ご参考になれば、幸いです。