作者フォローをいただけると更新を追いやすくなります! スマホ画面左上(XのIDの下)にあるフォローボタンを押してください! ラブコメと異世界ファンタジーを書きます。 【書籍化作品】 『序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし~」』アルファポリス ラノベ・漫画原作のお仕事募集中です! お気軽にTwitterのリプライ・DMください! Twitterのプロフ欄にメールアドレスもあります! よろしくお願いします🙇
中学二年生の中二病を患っている時にダークネスソルトという名前を思いつきペンネームに。 そのまま気が付いたら18歳になってて軽く戦慄してる今日この頃。
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
藤川未来と申します。異世界ファンタジー小説を執筆しております。読者の皆様に少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。 宜しくお願い申し上げます。