『キングダム』を読んでいて、
羌瘣(きょうかい)って、やっぱり印象に残るキャラですよね。
強いし、神秘的だし、どこか中華の価値観からズレている。
作中でも「羌族をモデルにした蚩尤の一族」として描かれています。
三国志でも、羌族はちょこちょこ出てきます。
馬超や姜維の背景、辺境で反乱を起こす異民族、
「荒々しくて扱いにくい連中」という描かれ方がほとんどです。
でも、ずっと気になっていました。
羌族って、
キングダムでも三国志でも、
いつも“外側”から見られている存在なんですよね。
彼ら自身は、
どうして中原を恐れ、
どうして文字を持たず、
どうして王にならず、
それでもなぜ、三千年も消えなかったのか。
羌瘣のようなキャラクターの「その後ろ」に、
もっと長くて、もっと地味で、
でも確実に続いてきた時間があったはずです。
この小説は、
キングダムや三国志の「英雄たちの物語」の裏側で、
巻き込まれ、逃げ、抗い、歌いながら生き延びてきた
羌族の側から見た中国史を書いています。
天下統一もしません。
名将にもなりません。
だいたい負け続けます。
それでも、なぜか滅びない。
羌瘣が気になった人、
三国志で「羌族って結局何者?」と思ったことがある人には、
たぶん刺さる話だと思います。
更新はのんびりですが、
三千年分、ちゃんと書き切るつもりです。
よければ、歴史の“端っこ”から覗いていってください。