一体いつになれば、夢を見ることができるのだろう?
もうずっと目を覚ましたまま、夜が過ぎてもまぶたが閉じることはなかった。
歌を作った、小説を書いた、漫画を描いた、勉強だってした、これでもダメなのかなぁ。
もうすぐ四回生だ、後一年足らずで僕は大人の仮面を被らなければならない。
誰かに怒られることも時間に縛られることも「すべては生きるため」、
そのためにどれだけ心が無音の絶叫を響かせようと我慢しなくちゃいけないんだ。
わかっている、みんな理不尽や不条理に耐えているし、僕よりもすごい人達はたくさんいる。
一年以上続けてきた、だからわかる、「できないこと」がいかに多いか。
すべては僕の怠慢のせい、わかっているさ。
だけどもし幸運とやらが頭上で糸を垂らして、僕が気づくのを待っているのだとしたら、それをたぐりよせて食べてしまうだろう。
天才になれない僕よ、また明日も見られもしない歌を、文字を、絵を作り続けるのか。
どうすれば伝わる?
どうすればこの怒りや虚しさが伝わるんだろう?
みんな苦しんでいるんだろう?
なのにどうして僕の思いは伝えられないんだ?
ずっとわからないままで音を奏で、文字を紡ぎ、線を描いて明日を待つんだ。
夢の中に潜り、息を止めて、目が覚めなくなるその日まで。