「レミ。姉さんの墓参り行くか。」
「うん···」
泣き続けた。
「お母さんの好きだったお花。 元気にしてるかな? 大きくなった私を見ているかな?」
過ぎ去っていく月日。
「ゲホッ···てめえ···姉さんが喜ぶのかよ···」
「知らないよ···辛いの···敵の中で生きていくなんて···」
「敵じゃねえ···家族だ···」
「そう思ってるのはお前だけだ鞍馬···姉さんの仇···」
消えない苦しみ。
「はー?? ねー誇りって何!? それって50口径より威力あるの!?」
「もう行くぞ。 鞍馬を調べるには他をあたるぞ。 死体は喋れない。」
新たな脅威。
レザーパンツを脱いで純白の制服を着る。
「ワーオ。 コスプレみたいなんだけど。」
「新入りだね? よろしく。 私はアイ。」
「エルフー!!!!! めっちゃ可愛いじゃん!!!」
「そ、そんな···恥ずかしいよ···」
新たな仲間。
変わりゆく白陸軍。
「虎白様。 いかがします?」
「進むしかない。 まずはここで勝つぞ。」
「はは。 では変わらず進ませます。 しかし虎白様。 左翼の山からも伝令が来ません。」
強大で狡猾な敵の出現。
苦戦する虎白と白陸軍。
「虎白。 お前が悪いんだ。」
「はあ?」
「いつまでも戦争ばっかりで。 竹子とばかり。 優奈姫様の事を愛していない。」
「何言ってんだてめえ。」
割れる白陸軍。
信じられる者とは。
「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
鬼神の如き奮戦。
莉久と白王隊。
銃撃に苦しみながらも近寄ってくる冥府兵をなで斬りにしていた。
最早意識はないのかもしれない。
主を守りたい。
その一心で動いている。
一歩も引かない皇国の武士。
「んははっ!! めっちゃビビってるじゃーん!!! 鞍馬が逃げるぐらいなら最初から使えばよかったって後悔してたけどまさか来るなんてねー!!! 死ね!! 結局最後に勝つのはこの私なのよー!!」
頭脳戦と白兵戦。
「きゅ、急報ー!!!! 一大事でーす!!!」
「どうした? 冥府軍の動きか?」
「領土各地で挙兵!!! 連合軍を結成して白陸へ攻め込んで来ます!!」
『!!!!!!』
内外の敵。
追い込まれる虎白。
「小さな私を保護してくれてありがとうね。 心を閉ざしてしまった私に寄り添ってくれてありがとう。 母上の元へ虎白も付いてきてくれてありがとうね。」
迫りくる最期の瞬間。
「後悔はある・・・でも幸せだ。」
シーズン4。
アーム戦役編…
乞うご期待