梅福三鶯

魔法少女たちが守る世界、エアデロン。その世界に再び暗雲が立ちこめた。前回倒した魔王が立ち上がり、また世界征服を企んだのだ！　この危機に世界の最高神、ジャスティアスが訪れたのは、最…

　屋敷の縁側に腰掛けて、主人の刹那さまが話す。儚げな、いまにも消えてしまいそうな程に哀しい表情を見せて笑う主人はなにを思うだろうか。私はただ主人を眠るように言う事しか出来ない。病…

殺人思念。それは地獄から抜け出した殺人鬼たちの思念。それが現世で生きる人々に取り憑くと、その思念に操られ殺人を犯してしまう。それを防ぐ為に、今日も日暮結子は相棒の邪鬼丸と共に、討…

彼女とは何もかも正反対だけど、それでも2人、同じ道を歩いて行く。

失踪した夫が残した手紙。そこには恐ろしい事が書かれていた……。

大きな鳥籠の中に佇む紫魔子。彼女の足は病的なまでに白く透き通っていて、ひやりと冷たく、まるで死人のような足をしている。ああ紫魔子、私の紫魔子……。美しい紫魔子の足と戯れる男のある…

駄菓子屋の店番をしている、いつも寝ているうたたねさん。高校1年の俺はうたたねさんに逢いたいがために、毎日駄菓子を買いに行く。彼女と身体を重ねるにつれ募る想いを抱きながら。

「さあ、診察を始めましょう」そう言って毎夜ベッドで俺は、看護師たちに嬲られ弄ばれる。逃げようにも出られない部屋の中で、俺は繰り返し繰り返しの悪夢を見続ける……。

飼っていた猫が死んでしまい落ち込む主人公の前に、死んだはずの飼い猫、もちもちが甦った！　なんでも猫の仙人になったようで、今までの恩返しに願い事を叶えてくれるという。 猫仙人の不…

カレはとても愛してくれた。いつも私を守ってくれた。でもそれは異常な程で、彼の愛は私に危害を加えたものに鉄槌を下す。「キミを傷つけるなんて許せないからね。もう大丈夫だよ」 そうにっ…

少女の魂は、今日も自分の願いを叶えてくれる人間を探して、彷徨う……。

主人公の涼真は、拝み屋の祖父に禁止されていた、悪魔が封印された社を訪れる。 その社の祠にいた小さな悪魔に願ったことは、友人の右手を動かなくすることだった。嫉妬に身を焦がした人間の…

ある女が願いの壺に、恋人について願う話。

男は数日前から変な幽霊につきまとわれていた。ソイツは、妙な異国のお面を被り、ピンクのワンピースを着た女だった。 幽霊はある時から男に忠告をし出して……。

ソイツはいきなりやって来て、私を脅かし帰って行った。……玄関に首を忘れて。

小さな海辺の町に来た美しい顔のお兄さん。近所の人たちとの付き合いも良く、挨拶に行った私にも優しく接してくれた。 仲良くなった私は夏休み中、毎日お兄さんと遊んだ。でも、そんな優しい…

霧の濃い館へと連れ去った少女の愛を得るために、今日もヴァンパイアは愛を囁く。

君と別れてわかる大切さ。病室で想いを寄せる僕は、君との思い出に後悔ばかりする。

とある砂漠の国のスルタン王は、ある夜伽の姫を寵愛していた。夜毎歌う姫の歌声は美しく、スルタン王を虜にする。しかし、スルタン王の側室たちに嫉妬され、劇薬を飲まされ声を失う姫。スルタ…