セレグラン帝国には、公爵・侯爵・伯爵といった爵位制度はありません。
ただし、身分差や家格そのものが存在しないわけではなく、古くから国や地方に大きな影響力を持つ家々があります。
そうした家は「貴族」とは呼ばれず、
「名門家」
「有力家」
「古くから帝国に仕える家」
などと呼ばれています。
イメージとしては、古代ローマの名門層に近いものです。
家ごとの歴史や功績、領地、役職、皇室との関係などによって社会的な格式には差がありますが、「公爵家」「伯爵家」のような正式な爵位はありません。
アルセイド家やリュシエル家も、こうした帝国有数の名門家にあたります。
そのため作中では、
「名門アルセイド家」
「名門リュシエル家」
「帝国有数の有力家」
といった表現を使っています。
皇帝や皇族は存在しますが、その下に西欧風の爵位を持つ貴族階級が並んでいるわけではない。
これが、セレグラン帝国の身分制度の基本設定です。