「飛鳥の夢に花始末」、「泡沫と親子」、投稿しました。
もう少しで小説家になろうさんに掲載している最新話に追いつきます。
以後、こちらへの投稿を先にしようか考えています。
ちなみに「飛鳥の夢に花始末」に引用した和歌の現代語訳を以下に記載しておきます。
・「春ふかみ 枝もゆるがで 散る花は 風のとがには あらぬなるべし」
→ 春が深まったので風もなく、枝も揺れないで散る花は、風の罪ではないだろう。
・「いかでかは 散らであれとも 思ふべき しばしと慕ふ 歎なげき知れ花」
→どうしていつまで散らずにあれと思うだろうか。しばしでも散るのを留めたいと慕う嘆きを知ってほしい、花よ。
二首とも西行法師『山家集』より。一首めは九藤の覚束ない現代語訳。