この物語は、生まれてきたことを喜べない、「選択不可な出生という呪いに苦しむ人」に向けて書きました。物語に憩うひとときだけは、その人生が優しい明かりに満ちていることを祈りながら。
さてさて、
入学旅行は終了し、物語は完結しましたが……
実はこのお話し、続きがあるんですよ~。私の頭の中に、だけど。
最初から、三部構成の大長編という構想で着手したこの物語。
でも御覧の通り、本作(入学旅行)で、すでに撃沈しているので、二部以降を書くことはできないだろうな、と残念です。
誰も知りたい人はいないだろうけど勝手に紹介しますね。
一部で入学旅行、二部で学園生活、三部で卒業、という流れでして、二部と三部にそれぞれ、『竜辞典』の新たな主が、日本からククリコ・アーキペラゴにやってきます。三部で『竜辞典』がすべて揃うと、霧は日本へチェカを迎えに行きます。アデルはやっと、チェカと再会を果たす。三部ではシルヴィア先生の詳細も明かされて、霧たちは王政復古を掲げる一派と対決し、物語は大団円を迎える……という感じです。
ちなみに、辞典魔法士シリーズ第二部のタイトルは、「推しと過ごす学園生活~日本で入手した辞典は、異世界の最強アイテムでした~」。←一部とほとんど一緒(笑)
二部内容は、ランキング一位で学園に帰還した霧が、とんでもない人気者になっちゃって、た~いへん☆(テヘペロ)て感じw 日本からやってきたもう一人のオタク(男)も交えて、はわわわわわ、うわわわわ、のっひょおぉぉぉ!な、学園生活が華麗に展開! 芝刈り機用意しないと読めない、学園コメディ……みたいな。もちろん、リューエストの霧溺愛モードは更に加熱してゆきます。ちょこっと恋愛ムードもある。
書きたかったな……。
そうそう、アルファポリスの方に挿絵をまとめてアップしてるので、興味のある方は、見に来てくださいね。
未熟な拙作を最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
フォロー、ハート、星をお寄せいただきました読者様、大感謝です!! とても励みになりました!
2024年9月14日 ことの はおり