『交差点でぶつかっときゃ恋が始まるよ』
などと作者は供述しており……(笑)
――piece1 あらすじ
帰宅途中、雨に降られた主人公 悠里は、交差点で男にぶつかった。
転びそうになった悠里を、咄嗟に男の手が掴み、抱き寄せる――
「聖マリアンヌ女学院の、橘悠里といいます。本当にありがとうございました」
男は、近隣の男子校、勇誠学園の生徒だった。
駅まで傘に入れてくれた彼に、礼を言う主人公。
悠里の自己紹介を聞き、彼は何故か驚いた様子。
「……名前は、知ってる」
きょとんと首を傾げる悠里をはぐらかすように、彼は首を横に振り、小さく微笑んだ――
雨の日の偶然の出会い、受け取った小さな親切から、事件が動き出します。
彼はどうして、悠里の名前を知っていたのか。
この出会いのあと、悠里に巻き起こる事件とは……
――――
どうぞよろしくお願いします!!