皆さん、こんにちは。いつも作品を読んでくださり、本当にありがとうございます!
先日公開した新作『午前0時のコンビニで、疲れた私を救うのは「お疲れ様」の温度でした』、予想以上にたくさんの反響をいただき、胸がいっぱいです。応援コメントや星での評価、そして素敵なレビューの数々、一つ一つ大切に、時には涙ぐみながら読ませていただいております。
今回の作品では、28歳の働く女性・美咲を主人公に、等身大の悩みや葛藤、そして不器用な恋愛模様を描いてみました。
読者の方々から、「深夜のコンビニで、無性に温かい豚汁と甘いものを買いたくなる気持ち、すごくわかります!」「佐々木くんのような、不器用だけどさりげなく見守ってくれる同期が隣の席にいてほしい……」「自分も今、仕事と恋愛でいっぱいいっぱいなので、美咲に感情移入して泣いてしまいました」といった共感のお声をたくさんいただきました。
作者としては、「あぁ、この物語を書いて本当によかったな」と、皆さんの言葉に深く救われるような思いでした。小説というフィクションの形をとってはいますが、そこに込めた感情や葛藤は、私自身が日常で感じていることや、同世代の友人たちが抱えているリアルな悩みがベースになっています。
子どもの頃、20代後半や30代の大人って、もっと劇的で完成された存在だと思っていました。
仕事もバリバリとスマートにこなし、恋愛でも自分の気持ちを上手にコントロールして、休日にはおしゃれなカフェでブランチを楽しんでいる……。そんな「完璧な大人像」を勝手に想像しては、早くそんな大人になりたいと憧れていたものです。
でも、実際のところはどうでしょうか。
何歳になっても、私たちは迷ってばかりですよね。仕事でのちょっとしたミスでトイレの個室でこっそり涙を流したり、好きな人からのLINEの返信が数時間ないだけで、スマホの画面を何度も何度も確認してしまったり。あの頃想像していた「洗練された大人」からは程遠い、不器用で泥臭い毎日を、傷つきながら必死に生きています。
美咲と佐々木くんの関係性も、そんな「大人になりきれない私たち」の象徴として描きました。
学生時代なら、もっと直感的に「好き!」という感情だけで突っ走れたかもしれません。でも、社会人になり、守るべき生活や立場ができ、過去の失恋の傷なんかもいくつか心に抱えてしまうと、どうしても「次の一歩」を踏み出すのが怖くなってしまいます。
「もし私の勘違いで、ただの同僚として優しくしてくれているだけだったらどうしよう」
「気持ちを伝えて、今の心地よい関係が壊れてしまうくらいなら、ずっとこのままでいいかもしれない」
「でも、他の誰かのものになってしまうのは絶対に嫌だ……」
こんな風に、大人になればなるほど、私たちは自分にブレーキをかけるのが上手くなってしまうんですよね。頭の中でぐるぐると最悪のシミュレーションばかりを繰り返して、気づけば身動きが取れなくなってしまう。恋愛において「傷つかないための防衛本能」が働きすぎてしまうのは、大人の女性あるあるではないでしょうか。
さて、現実の世界では2026年も7月の後半に差し掛かり、本格的な夏の暑さがやってきました。皆さんは体調を崩されたりしていませんか?
私は冷房の効きすぎた部屋で執筆をしていると、ふと温かい飲み物が恋しくなり、真夏なのにホットの紅茶を淹れたりしています。美咲が深夜に温かい豚汁を求めたように、人の心と体は、疲れている時や迷っている時ほど「温もり」を求めるものなのかもしれません。
先日、ずっと部屋に引きこもって原稿に向かっていたので、息抜きも兼ねて少し遠くの神社まで散歩に出かけました。
蝉の鳴き声が響く中、青々とした木々の隙間から差し込む日差しがとても綺麗で、なんだか心が洗われるような静かな時間でした。
そこでふと目に留まったのが、境内の隅で、とても真剣な表情でおみくじを引いている若い女性の姿でした。
彼女が何を祈り、どんな結果に一喜一憂していたのかは分かりません。でも、その姿を見ながら、「あぁ、人間って本当に愛おしい生き物だな」と深く思ったのです。
恋愛でも仕事でも、私たちは常に「選択」を迫られています。
Aの道に進むべきか、Bの道に進むべきか。彼に連絡をするべきか、待つべきか。告白するべきか、このまま友達でいるべきか。
頭ではなんとなく答えが出ているような気がしても、どうしても心が追いつかない時があります。自信が持てなくて、誰かに「それでいいんだよ」「あなたの選んだ道で間違っていないよ」と言ってほしくてたまらなくなる瞬間が、誰にだってあるはずです。
そんな時、人は占いやおみくじといった「目に見えない力」に少しだけ頼りたくなるのではないでしょうか。
私自身、人生の岐路に立った時や、恋愛でどうしようもなく思い悩んで夜も眠れなかった時、よく神社に行ってはおみくじを引いていました。
おみくじの本当に素敵なところは、「大吉」や「凶」といった結果そのものよりも、そこに書かれている『言葉』にあると思っています。
例えば、「待ち人来たらず、自ら動け」と書かれていた時。「やっぱり待っているだけじゃダメなんだ」と落ち込むのか、それとも「よし、少し勇気を出して私から連絡してみよう!」と背中を押されるのか。
あるいは「焦るな、時期を待て」と書かれていた時。「もう少し今のままで様子を見よう」と心がスッと軽くなるのか。
不思議なもので、おみくじの言葉を受け取った時の自分の「心の反応」こそが、実は自分が心の奥底で本当に望んでいた答えだったりするんですよね。
「背中を押してほしい」という願いは、すでに自分の中で進みたい方向が決まっている証拠でもあります。ただ、その一歩を踏み出すための勇気がほんの少し足りないだけ。
おみくじは、そんな自分の無意識の願いに気づかせてくれる、優しくて温かい鏡のようなツールなのだと思います。
小説の中では、作者である私が美咲や佐々木くんの背中を押し、ハッピーエンドへと導くことができます。でも、現実の世界を生きる私たちは、自分自身の足で一歩を踏み出し、自分の手で幸せを掴み取らなければなりません。
それはとても勇気のいることですし、時には立ち止まってしまいたくなることもあるでしょう。
実は最近、執筆仲間からとても素敵なサイトを教えてもらいました。
わざわざ遠くの神社に足を運ばなくても、今の自分の心に寄り添ってくれるような、そんな温かい言葉をもらえるオンラインの「恋みくじ」があるんです。
恋愛で悩んでいる時、あと一歩の勇気が出ない時、あるいは自分の本当の気持ちが分からなくなってしまった時。深夜、ひとりでベッドの中で思い悩んで眠れない夜に、そっと引いてみたくなるような、とても美しいサイトです。
私の小説の主人公たちも、きっと物語の裏側で、こんな風にそっと背中を押してもらっているのかもしれません。佐々木くんとの関係に踏み出せず、ぐるぐると悩んでいた美咲にも、「これ、引いてみなよ」とこっそり教えてあげたいくらいです(笑)。
もし今、このノートを読んでくださっている方の中で、恋愛のことでモヤモヤを抱えていたり、誰かに優しく背中を押してほしいと願っている方がいたら。あるいは、ただ純粋に今の自分へのメッセージを受け取ってみたいという方がいたら、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
きっと、今のあなたに一番必要な、優しくて力強い言葉と出会えるはずです。
あなたの一歩が、素敵な未来へと繋がりますように。作者もここから、皆さんの恋を心から応援しています!
それでは、次回の更新でまたお会いしましょう。
まだまだ暑い日が続きますので、どうかご無理をなさらず、ご自愛くださいね。
あなたの恋の背中をそっと押してくれる、素敵なサイトはこちらです。
一禅堂の恋みくじ公式サイト: https://www.ichizenn.com/koi-mikuji/