出すか迷いましたが本編で明示しなかった裏設定の一部を公開します。読んでくださった方向けの補足です。後々消すかもです。
本編→https://kakuyomu.jp/works/822139839919467107
Q: 円香の継母はなぜ円香を嫌っているの?
A:嫉妬です。義理の家族とはいえ実子でもない小娘が、美人で秀才なお嬢様で、それでいていい子ぶってるのが鼻についた感じです。本編では語られませんでしたが、円香に手を出した使用人は実は継母とも色々関係を持っていて。それもあって嫉妬が増したというのもあります。
Q:継母が円香に対し虎徹や使用人との関係について怒った理由は?
A:独占欲です。継母は円香を自身の所有物、というよりはステータスの一部的なものとして見てます。円香のことを嫌ってはいますが、義理とは言え傍から見れば完璧な淑女である彼女が自分の子供な訳ですから。継母自身が抱えるコンプレックスを円香の義母という立場から満たそうとしてる感じです。継母自身が一番コンプレックスを感じてる相手が円香なのが皮肉ですが。頭が悪いというわけでもないのでこういった皮肉にもある程度自分で気づいてしまい、ヒステリック起こしてそうです。
Q:連れ子たちは何故円香が嫌いなのか?
A:連れ子の姉達も継母と似たような感じです。継母が円香を嫌ってるから何となく嫌いというのも大きいです。継母と使用人の関係については知りません。
Q:円香は学校ではどんな印象?
A:優秀で綺麗なお嬢様。ただ家が厳しいのと円香自身謎も多く、周囲との線引きは確かにありました。話せる相手はいましたが友人とまではいきません。影ながら恋してる人もたくさんいたとは思いますが、少なくとも彼らの円香への愛は彼女の望む愛の形ではなかったと思います。
Q:円香の自己評価はどんな感じ?
A:周囲通りのものかと。というより周囲の意見をそのまま自己評価に持ってきてる感じです。なので自身の容姿等に自覚自体はあります。円香自身がそれを気にかけることはほとんどないですが。誕生日の白ワンピは彼女にとって勇気のいる決断でした。
Q:円香と家の関係はどうなった?
A:ほぼ絶縁状態です。ただ父親とは少しずつ復縁し始めてはいます。縁切りの前後も継母辺りとかなり揉めましたが父親が介入して何とかなった感じです。
Q:円香の父親は円香をどう思っていた?
A:言語化が難しいんですが。手元にいれば無関心、いなくなったら寂しくなる。そんな距離感です。
Q:円香と縁を切った後の継母はどうなった?
A:荒れ果ててます。攻撃性も以前の比じゃないくらい増してます。円香のことは親を裏切った屑として本気で憎んでいて、使用人や連れ子たちにも当たったりといった感じです。家では若干腫物扱いですが、外では結構上手くやってます。特に家のことや円香の悪口が止まらないので、そういうコミュニティの人たちと仲良くつるんでます。円香の父親次第といったところですが、今後の人生はあまり上手くいかないと思います。ただドン底に落ちてスカッとみたいな展開はないと思われます。逆に円香が家に残っても幸せな生涯を送るのは難しかったでしょう。幸福も不幸もどちらも人並みに享受しきれない、何だかんだ図太く生きていくタイプの人間です。
Q:円香はいつ家と縁を切った?
A:大学からです。教育系に進学したいとなった時に継母と揉めたのがきっかけです。大学入学までは家にいました。
Q:縁切ってからの金銭面は?
A:大学では父親が多少援助してくれましたが、基本はバイトでコツコツ貯めていった感じです。円香はオンオフは激しいですが、体力はある方です。本編ではそんな感じありませんでしたが、メリハリははっきりと付けれるタイプです。虎徹の前だと少しオフになり過ぎるだけです。というより虎徹以外の前だと完全なオフモードになれてないかも。
Q:大人円香はどんな感じ?
A:何だかんだ上手くやってます。優秀で優しいので生徒には慕われ(というより懐かれ)、同僚からの人望も厚いです。ただ人に怒れないタイプなので、本当に駄目なことでも生徒を叱れません。その場合は生徒指導の怖い先生がアシストしにいきます。円香は怒りや憎しみといった感情を病的なまでに感じません。基本すぐ飲み込んでしまうので。本人には我慢してる自覚すらないので大分危なっかしいです。周囲に支えられて一応上手くやってはいますが、本人は結構引け目を感じてたりします。優秀な人ではあるので、人事異動とかも多少は気を配られたりしてるんじゃないですかね。それから音楽の先生ではありませんが、円香先生のピアノは大人気です。昼休みには大勢の生徒たちの前で演奏を披露します。リクエスト形式で曲を弾いてます。基本的に流行の曲です。絶対音感持ちなので知らない曲でもある程度は弾けます。
Q:円香が怒ることはある?
A:虎徹に対しては少しだけ怒る素振りを見せることもありました。虎徹と居る時は子供っぽい、というより素の円香に近いです。素の円香、お嬢様としての円香、その間の大人円香と言った感じに分けられます。虎徹以外にはあまり心を開けてないです。虎徹以外の人に対しては何しても怒らないです。怒る前に壊れちゃうタイプなので。
Q:円香に虎徹以外の恋人を作る予定は?
A:ないです。家と縁切ってからは結構な頻度で告白されましたが全て断ってます。そんなにいい人もいませんでした。同じ学校の熱心な後輩からも告白されましたが断ってます。後輩は明るく気のいい人で、円香を本気で愛していましたが、円香には虎徹がいるので優しく振りました。後輩との関係は今も変わらずです。
Q:蓮音はその後どうなった?
A:暫く学校を休みましたが、その後は問題なく復学してます。
Q:蓮音は虎徹をどう思っている?
A:嫌悪感9割、心配や罪悪感1割ぐらいです。虎徹の様子が明らかにおかしかったのに、自分が虎徹にしつこく迫ってしまったことに多少引け目は感じてます。ただそれ以上にトラウマが大きく、上手く自身の感情と向き合えてないのが現状です。このまま向き合うことはないかも。信じてた幼馴染の裏切りに近い行為へのショックというのも大きいです。Sは虎徹についてひどい嘘も交えて話していましたが、虎徹の行動により、それらが全て核心に変わりました。
Q:虎徹と蓮音が再会したら?
A:和解はまず無理です。虎徹側が謝って、蓮音も蓮音で建前上謝ってぎくしゃくした感じで終わります。この辺のエピソードは挟むか悩みました。誰かしらの仲介で蓮音が全ての真実を知れば、虎徹への感情も多少は変化する可能性はあります。ただ2人の仲介に入れる人物はいませんし、相当器用な人でないと蓮音の傷跡を開いてしまうだけかも。どの道以前のような関係には戻れません。
Q:Sは何故虎徹を追い詰めるような真似をした?
A:単純な悪意です。虎徹の場合は性犯罪者の子供という事実があったので罪悪感なく攻撃できたのもあります。むしろ自己陶酔すらあったと思います。勿論それは後押しに過ぎなくて、Sみたいな人間はどの道虎徹みたいな人間を選んで攻撃してたでしょう。虎徹以外の人にも似たようなことをしたかは微妙です。
Q:Sは虎徹をどう思ってる?
A:虎徹のことはほとんど忘れてます。事件を起こしたヤバい奴ぐらいの印象は残ってるかもです。昔のことで記憶が曖昧になってるので、事件について自分が関与したこととかもあまり覚えて無さそう。
Q:今の虎徹とSが絡んだら?
A:普通に無関心で終わります。特に改心して謝ることも昔みたいに変に煽ることもないです。多少蔑んだ目では見てくるかも。
Q:Sはどこで「チャンパーワットの人食い虎」について知った?
A:バラエティ番組の特集で知った感じです。
Q:虎徹の母親は虎徹をどう思っていた?
A:彼女なりに子供として愛そうとはしていました。でもそれ以上にトラウマが大きくて避けてました。特に虎徹が大きくなる程、父親に似てきたのでそれもあって避けるようになりました。愛情は確かにありましたが、同時に憎んでもいました。虎徹が事件を起こしたことで完全に憎しみに変わりました。事件から心中までの間の引き篭もり時代は虎徹を殺すことを躊躇ってはいましたが時間の問題でした。常に持ちこたえるのがやっとというギリギリの状態だったので。どんなに頑張っても虎徹との復縁は無理だったでしょう。
Q:親戚は虎徹をどう思っている?
A:気の毒な腫物ぐらいの印象です。叔父さんは後見人ということもあり、少し責任感は感じてるかも。
Q:虎徹が円香の誕生日プレゼントに携帯を買ったのは?
A:いつでも傍にいられる為です。携帯は2台、内職で貯めたお金を叔父に渡し、買って貰いました(円香の誕生日に一銭も持ってなかったのはその為です)。円香が携帯を持っていないのは家が厳しいからです。虎徹はその事を知りませんでしたが、何らかの家の事情があったことは察してました(金銭的な問題はなさそうなので)。ただ虎徹はSIMカードについてよくわからずに買ってしまったので、結局渡せずに終わりました。最後の日記で「自分の馬鹿さが嫌になる」と話していたのはSIMカードについてです。
Q:虎徹は何故ピアノを触ってた?
A:ピアノ弾ける人がチヤホヤされてたのがきっかけです。選曲の「ハンプティダンプティ」は虎徹自身が一番記憶に残ってる曲だったからです。一応形にはなってました。
Q:虎徹の誕生日は?
A:5月12日です。
Q:虎徹は死後どうなった?
A:失踪ということになってますが、本気でまだ生きてると思ってる人はいないと思います。親戚の人らもあまり気にはしてなさそう。お酒の席でたまに触れられるぐらいですかね。叔父さんは少し責任感じてるかも。
Q:虎徹は地獄行き? その場合は円香も地獄行きになるの?
A:わかりません。まず作者の私自身が地獄とか天国とかあまり信じてないので。実在するかは死んでみないとわからないので何とも言えません。虎徹も円香も本気で信じていたかは微妙です。彼らが言ってるのはもし地獄があったらと仮定した時の話です。ただ少なくともお互いに地獄の存在を望んではいます。虎徹は断罪の為、円香は再開の為なので齟齬はあります。
Q:結人君と紬ちゃんについて何か補足を
A:結人君は円香の背を追い教職に就きました。円香のように皆から慕われてる先生ではないですが、結人君なりに多くの生徒を救っています。贔屓はしていませんが、結人君に救われた生徒はかつての結人君自身と似た境遇の場合が多いです。成績優秀な結人君でしたが、中学に上がってから勉強に追いつけなくなり、少しやさぐれてしまいます。その時に同じ中学に上がった紬ちゃんが結人君のことを気にかけてくれてました。しかし互いにぶつかることも多く、高校に入ってからは疎遠になりました。結人君が高校に入っても勉強を続け、大学に進学することができたのは紬ちゃんの存在が大きいです。紬ちゃんの方は大手の会社に勤めてます。お互いによりを戻したいとは思ってますが、忙しくて中々会えてないです。紬ちゃんは今でも円香と関わりがあります。円香の異動先の学校が紬ちゃんの家の近所だったので。紬ちゃんは結人君との関係を円香に相談しています。初めは烈火の如く怒っていてほぼ愚痴みたいなものでしたが、円香のお陰で少しずつ自分の本心と向き合い、結人君とよりを戻したいと思えるようになりました。円香は2人の関係を取り持てるよう色々試行錯誤していますが、それはまた別のお話です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。本編を補完する設定として、楽しんでいただければ幸いです。