いつも読んでいただき、ありがとうございます。
さて。物語はすでに第三章に入っております。
山姥さんやら、ぬらりひょんやら、茶室やら、諏訪の一件やら――
気づけば、駿くんの周りがまた、にぎやかになってまいりました。
本人は「止めにいっただけなのに」と、たぶん今日も言っています。
そして今回、挿絵ができました。
第37話――九本、対、六本。
あのときの、玉の姿です。
普段は境内で油揚げをねだったり、海に沈めろだの捨てるなだのと
大パニックを起こしている彼女ですが。
本気を出すと、こう、なります。
夕暮れの坂の上で、金色の尻尾が九本。
その先が、ぼう、と火に変わる――
……なぜ彼女がこんな姿を持っているのか。
なぜ、あの名前を聞くと、あんなに慌てるのか。
その答えは、まだ先の話です。今は、この炎だけ見ていてください。
第三章も、笑いつつ、ときどき静かに、進めてまいります。
どうか、駿くんと玉を、もう少し見守っていただけたら嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いいたします。