『ふたつのふたりの金曜日』をお読みいただきありがとうございました。
二つのお話が隔話で展開されるのは、読みづらかったことだろうと思います。
有象無象の作品の中のひとつであって、ただでさえ前の話の内容を忘れがちであるのに、二つ前の話を参照しつつ読むのは面倒に違いありません。にもかかわらず、最後までお読みいただいた方々には、改めて感謝を申し上げます。
この場を借りて、参考図書を紹介いたします。
宮沢賢治『新編 銀河鉄道の夜』(新潮文庫)です。
第十四話「三年生の十二月・第三週」にて、ソラに貸した童話集として登場していますが、より主要な部分を占めるのは、第十八話「三年生の終わり」です。
よだかはもうすっかり力を落してしまって、はねを閉じて、地に落ちて行きました。そしてもう一尺で地面にその弱い足がつくというとき、よだかは俄にのろしのようにそらへとびあがりました。
これは『よだかの星』の一節です。
短い物語ですし、青空文庫でも読むことができるので、あらすじ等の紹介は止めておきます。
賢治の仏教的世界観を反映しつつ、賢治らしい死の雰囲気が漂う作品です。他の作品と比較しても、とくに切ないものを感じます。
さて、あとがきは以上になります。
最後に、☆や♡をくださった方々には、重ねて感謝を申し上げます。
余談ですが、『ガトーショコラをきみへ』の投稿は、近いうちに再開します。
また、新しい短編などもそのうち投稿しますので、そちらもどうぞよろしくお願いします。
枯木